2014年12月7日日曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(阪神・淡路大震災20年特別企画ほか)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろしくお願い申し上げます。

12月と1月には、特別企画がそれぞれあります。
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

12月
第190回 阪神・淡路大震災20年 特別企画その1(12月19日(金))
第191回 通常通りの場所で開催(12月20日(土))
      ICTによる防災のユニバーサルデザイン 他
1月
第192回 阪神・淡路大震災20年 特別企画その2(1月23日(金))
第193回 通常通りの場所で開催(1月24日(土))
      「南海トラフ巨大地震」活動期にどう備えるか? 他


<第190回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
 ひょうご防災リーダーOB公開講座

阪神・淡路大震災20年特別企画
自治体の災害対応の経験・教訓を「伝える」「育む」

<特別企画 第1回目> 阪神・淡路大震災から20年:「伝える」「育む」ために必要な取り組み

■日時:2014年12月19日(金)14時~17時
■場所:神戸大学百年記念館六甲ホール(定員200名)
■主催:神戸大学都市安全研究センター、神戸大学社会科学系教育研究府
■共催:兵庫県広域防災センター、神戸市、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

<プログラム>
● 基調講演 「阪神・淡路大震災から20年を経て伝えていくことの難しさ」
  神戸大学名誉教授 兵庫県立大学防災教育センター長 室崎益輝
● 課題報告 「教訓を伝えることに関する被災自治体職員の現状認識と課題」
  三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
  防災・リスクマネジメント研究室 主任研究員 平野誠也
● 取組報告 「持続的・継続的に「伝える」「育む」ためにはじまった取り組み」
  芦屋市 都市建設部防災安全課長 柿原浩幸
● パネルディスカッション「阪神・淡路大震災の災害対応から得た「伝える」「育む」こと」

  ◆コーディネーター:
  神戸大学名誉教授 兵庫県立大学防災教育センター長 室崎益輝
  ◆パネリスト:
  神戸市 危機管理室 総務担当課長 藤重敏郎
  西宮市 都市局建築・開発指導部 開発指導課長 畑文隆
  芦屋市 都市建設部 防災安全課長 柿原浩幸


<第191回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年12月20日(土)14時~17時
◎場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 人命救助を目指した情報配信技術の開発
   高木由美 神戸大学大学院システム情報学研究科情報科学専攻助手
           神戸大学都市安全研究センター特別研究員
 無線通信を利用した情報配信技術を、人命救助に役立てようと試みています。 本ゼミナールでは、①車同士の通信ネットワークを利用した、救急 車のスムーズ な走行支援、②無線センサネットワークを利用した、建物内における災害時の避 難誘導、について紹介します。

② ICTによる防災のユニバーサルデザイン
   河村宏 DAISYコンソーシアム理事
 東日本大震災では高齢の犠牲者が顕著に多く、自治体等の調査では、障害者の 死亡率も住民平均の2倍以上と指摘されています。大規模災害時に は、生死を分 ける発災直後の避難等の安全確保に、外部からの救援を期待することはできませ ん。特に自力で避難することが難しい人々にとって は、向こう三軒両隣のご近 所の連携によるタイムリーな避難等の安全行動が必須です。健常だと思っていた 人も、崩れ落ちた家屋の下からすぐに掘 り出してもらう必要があります。ま た、復興の際には、心身に新たな傷を持つ人々のリハビリテーションのノウハウ が地域に必要です。人に着目す る防災のすべての局面で、障害者・高齢者を含 むすべての住民の持てる力を発揮するための知恵とスキルをICTがどう支援すべ きかについて、防災とICTの活用という観点からお話しする予定です。

■主催:神戸大学都市安全研究センター
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県


関連催しのご案内

「木造文化財建造物の雪害と雪対策」
■日時:2014年12月14日(日) 14時– 17時  開場13 時
■場所:西陣ヒコバエノ家(関西木造住文化研究会)  
  京都市上京区上立売通浄福寺西入姥ケ東西町632 番地
■参加費(資料代1,500 円)
■問合せ・事前申込み先
  NPO 法人 関西木造住文化研究会 E-mail: info@karth.sakura.ne.jp
  TEL 075-411-2730 悠計画研究所内、 FAX 075-411-2725
■講演  
  山口一男 石川県立白山ろく民俗資料館館長
■コメンテータ  
  鈴木 有  金沢工業大学名誉教授
 近年、日本の広い地域で大雪が起こるようになり、多くの木造文化財建造物が 甚大な被害を受けました。富岡製糸場の木造建屋倒壊は広く報道さ れました が、例年、それほど雪の多くない地域で大雪となったのがその背景といわれてい ます。しかし、雪国でも、人口減少や空家の増加により、 雪下ろし等の雪対策 が困難になっている歴史的町並みや木造文化財が少なくありません。落雪、倒木 や雪の凍結に伴う建物被害・転倒事故のほか、 消火栓・消防進入経路の雪埋没 等、各種災害対策の機能が雪によって損なわれるなど、雪の被害は大変、多様で す。雪は災害要因としては意識に上 り難いきらいがありますが、木造文化財に 対する雪の影響が、降雪等の自然現象の後、すぐに顕在化するという性格ではな いことも、その一因と思 われます。今回の公開研究会では、日本有数の豪雪地 である石川県白山市で、文化財建造物民家6 棟を有する白山ろく民俗資料館の山 口一男館長を講師として、また、金沢工業大学の鈴木有名誉教授をコメンテータ としてお招きし、雪国における木造文化財の 雪の備えの伝統や雪害対策をご紹 介頂きながら、木造文化財において、雪とどうつきあい、雪対策をどんな仕組み でどのように取り組む必要がある かについて検討いたします。


オープンゼミナールの今後の予定

<第192回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
 ひょうご防災リーダーOB公開講座

阪神・淡路大震災20年特別企画
自治体の災害対応の経験・教訓を「伝える」「育む」

<特別企画 第2回目> 地域・世代を超えて「伝える」「育む」ために必要な取り組み

■日時:2015年1月23日(金) 13時半~17時
■場所:神戸国際会議場 国際会議室(JR三ノ宮駅からポートライナー【市民広場駅下車】)
■主催:神戸大学都市安全研究センター、神戸大学社会科学系教育研究府
■共催:兵庫県広域防災センター、神戸市、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社

<プログラム>
● 特別講演 「東日本大震災から3年:「伝える」ためにはじまった取り組みと今後の展望について」
  気仙沼市長 菅原茂
● 基調講演 「東日本大震災時の災害対応時における教訓と課題」
  石巻市 産業部長(当時 総務部 防災対策課長) 木村伸
● パネルディスカッション 「持続的・継続的に「伝える」「育む」ための取り組みと今後のあり方について」


 ◆コーディネーター:
   神戸大学 社会科学系教育研究府 大学院国際協力研究科兼務 特命准教授 紅谷昇平
 ◆パネリスト:
   気仙沼市長 菅原茂
   石巻市 産業部長(当時 総務部 防災対策課長) 木村伸
   人と防災未来センター 研究主幹 宇田川真之
   兵庫県 広域防災センター センター長 上り口豊
   芦屋市 企画部市長室長 今石佳太


<第193回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2015年1月24日(土)14時~17時
◎場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 「南海トラフ巨大地震」活動期にどう備えるか?
 石橋克彦 神戸大学名誉教授
 2012年8月に中央防災会議が被害想定を発表した最大クラスの「南海トラフ巨 大地震」について、それが地震学的にどのようなものかを説明 し、私たちはそ れにどう備えたらよいかを考える。重要なのは、南海トラフ巨大地震そのものだ けではなく、それが起こるまでと起こった後とに (必然的に)複数発生する可 能性のある内陸大地震も考慮すべきことである(そのような地震活動期を「『南 海トラフ巨大地震』活動期」と仮 称)。また発生時期の予測が困難なので、地 震対策を長期間継続・維持できるように計画し実行することが不可欠である。南 海トラフ巨大地震対策 は、「いま有る社会」の技術的・戦術的安全装置として ではなく、100年スパンの国土・社会のグランドデザインの重要な一環として考 える必要 があるだろう。

② 都市のレジリエンスとは何か?
 山崎義人 兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科准教授
 山崎義人氏らが翻訳出版した「リジリエント・シティ 現代都市はいかに災害 から回復するのか?」を題材に、多様に用いられている都市のレジ リエンスの 捉え方について示唆していただきます。
http://www.creates-k.co.jp/books/book.php?searchbk=1391488282

■主催:神戸大学都市安全研究センター
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県


<第194回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2015年 2月28日(土)14時~17時
◎場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 米国ハリケーンサンディの住宅復興と土地利用規制
 リズ・マリ 東北大学災害科学国際研究所助教
 2005年のハリケーンカトリーナの経験や環境変動・海面上昇などをふまえて、 被災地ではどのような住宅復興と土地利用規制が行われているので しょうか。 約2年間、計4回にわたる現地調査に基づいて最新状況を報告します。

② 東日本大震災における自主住宅移転再建による市街地空間形成ー米国ハリ ケーンカトリーナおよびサンディとの比較
 近藤民代 神戸大学大学院工学研究科准教授
        同都市安全研究センター特別研究員
 東日本大震災の被災地では広大な範囲にわたる災害危険区域の指定や集団移転 により、震災前の既成市街地は大きく変容しようとしています。このよ うな行 政による復興事業だけではなく、被災者個人による自主的な移転再建が新たな市 街地空間形成につながっていることが調査研究によって明らかに なってきまし た。米国のハリケーンカトリーナやハリケーンサンディにおけると東日本大震災 の復興計画・政策・現状を比較しながら、広域巨大災害に おける持続可能な都 市復興を進めるための計画・政策論について議論します。

■主催:神戸大学都市安全研究センター
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県


※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2015年 3月21日(土・祝)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 4月18日(土)14時~17時 場所は調整中です。
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/


オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact

2014年11月14日金曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(11月15日、その他ご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろしくお願い申し上げます。

阪神・淡路大震災から20年の特別企画もご案内しています。
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/


<第189回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年11月15日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 災害リスク・コミュニケーションを再考する
   矢守克也 京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授
 災害リスク・コミュニケーションをめぐって必ず繰り出されるいくつかの言葉
がある。「正常性バイアス(正常化の偏見)」、「空振り・見逃 し」、「想定
と想定外」、「安全と安心」、「正しく恐れよ」などである。しかし、これらの
言葉で「わかったような気になっている」だけで、現実のベターメ ントにつながっ
ていない場合も多いのではないだろうか。常套句による説明で事足れりとせず、
より透徹した思考とそれを踏まえた解決策の提案・実行が、今、防 災・減災の
分野では求められている。本発表では、この点について、発表者が東北・神戸・
四国などの現場で取り組んでいる実践事例を通して具体 的に考えたい。
(よろしければ、拙著「巨大災害のリスク・コミュニケーション」(ミネルヴァ
書房)をあわせて参照ください。)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b120801.html
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64107210U3A211C1MZA001/

② 電波で監視!豪雨災害。
       大石哲 神戸大学都市安全研究センター教授 
 豪雨災害で大事なことは、現場から事前に逃げておくことである。市民の立場
からは、実際にどんな気象現象が、どこで、どの程度の強さや大き さで発生し
ているのかを知ることが災害から身を守るために必要であろう。しかし、実際に
激しい気象現象が起こっているまっただ中では、何が起 きているのかがさっぱ
りわからない。土砂降りの時には、雲が厚く日中でも相当暗くなるし、降りしき
る雨が視界を遮る。ましてや夜になれば足下 すら見えなくなる。夜間の避難中
や堤防・田畑の巡視中に流されて亡くなる事例が後を絶たないのは、誤って滑り
落ちるのではなく、一面水の足下 が道なのか川なのかがわからずに、踏み出し
た足を流れにとられるからである。しかし、我々はテクノロジーの発展によっ
て、もう一つの目とそれ を脳に伝える神経回路を持った。電波とインターネッ
トである。ここでは、電波って何? から始めて、電波で雨や風や水蒸気や雷を
とらえる仕組みを説明する。また、インターネットを使ってその情報を取得する
方法を解説する。



<関連する企画のご案内>
 今回のオープンゼミナールと競合してしまいましたが、
 神戸で災害対策のセッションが2つ開催されているということでご案内します。
 (オープンゼミナールでよく講演していただく先生方が登壇されます。)

シンポジウム「東日本大震災の住宅復興と自治体の災害対策」

日時:平成26年11月15日(土)13:00~16:30
場所:神戸・元町中華会館7階東亜ホール
   (神戸市中央区下山手通2丁目13番9号)
プログラム
1)東日本大震災の災害危険区域と防災集団移転促進事業の課題
   東北大学大学院経済学研究科教授 増田 聡
2)東日本大震災における被災者の自立再建に対する自治体による
   住宅再建支援補助金の実態と課題
   神戸大学大学院工学研究科准教授 近藤 民代
3)東日本大震災における災害公営住宅の入居要件
   大阪府立大学客員研究員 山地 久美子
4)被災者支援法制度の系譜と今後
   関西大学社会安全学部准教授 山崎 栄一
コメンテーター
  ・大町  勝 (兵庫県まちづくり部長)
 ・磯辺 康子(神戸新聞社編集委員)
 ・室崎 益輝
  (ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長兼研究調査本部長、
   兵庫県立大学防災教育センター長、神戸大学名誉教授)
パネルディスカッション(15:30~16:30)
詳細: http://hapsa.net/pdf/colab026_1.pdf
申込み・問合せ:
 東日本大震災の住宅復興と自治体の災害対策シンポジウム実行委員
E-mail: 20141115saigai@gmail.com   TEL: 080-1483-6641



 また、関連して以下もご案内いたします。

『伝える・繋げる/in 兵庫』
 阪神・淡路大震災と東日本大震災の復興まちづくりフォーラム

日時:平成26年11月23日(日・祝)10:00~15:30
場所:兵庫県民会館11階パルテホール(神戸市中央区下山手通4丁目16-3)
費用:無料
主催:ひょうご安全の日推進県民会議・震災20年復興まちづくりフォーラム実行委員会
詳細&申込
http://bit.ly/1sxPI60  参加申し込み(定員100名になり次第締め切ります)

 南海トラフ巨大地震など今後も大規模な自然災害が予測されています。
 被害を最小限に抑え速やかな復興を進めるためには、平素から減災の意識づけや復興
のための仕組みづくりに取り組むことが重要となります。
 本フォーラムは東日本大震災の被災住民・団体の方々をお迎えし、阪神・淡路
大震災と東日本大震災の経験や復興状況を伝え、両大震災の教訓を今後の備え
として将来に繋げていくことにより、安全・安心のまちづくりを推進します。
 ぜひご参加ください。

<主なプログラム>
  【午前10時00分~】
1.基調講演
 「復興まちづくり支援の役割」
  小森星児(神戸商科大学名誉教授、神戸復興塾塾長)
2.東日本復興まちづくりの報告
 報告者:
  鹿折まちづくり協議会会長 鈴木 博
  只越地区災害復興協議会 亀谷 一子
  閖上地区まちづくり協議会代表世話役 針生 勉
  NPO法人@リアスNPOサポートセンター代表理事 鹿野 純一
  NPO法人3.11被災者を支援するいわき連絡協議会理事・事務局長
    赤池 孝行
  【午後1時00分~】
3.パネルディスカッション 「伝える・繋げる/in兵庫」
 コーディネーター:野崎 隆一(NPO法人神戸まちづくり研究所理事)
 パネルディスカッション:
  小林 郁雄(NPO法人神戸まちづくり研究所理事長)
  磯辺 康子(神戸新聞論説委員)
  田村 太郎((一財)ダイバーシティ研究所代表、復興庁復興推進参与)
  東末 真紀(NPO法人神戸まちづくり研究所)
  大町 勝(兵庫県まちづくり部長)
  東日本復興まちづくりの報告者



オープンゼミナールの今後の予定

<第190回オープンゼミナール&ひょうご防災リーダーOB公開 講座>
  阪神・淡路大震災20年特別企画<連続1回目>
  自治体の災害対応の経験・教訓を「伝える」「育む」
■日時:2014年12月19日(金)14時~17時
■場所:神戸大学百年記念館六甲ホール(市バス36系統「文理農学部前」5分)
■申し込み方法:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/
  定員200名、参加無料
■テーマ:
 阪神・淡路大震災から20年経って見えてきたこと
 :20年経った「伝える」難しさ
■主催:神戸大学都市安全研究センター、神戸大学社会科学系教育研究府
■共催:兵庫県広域防災センター、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
■プログラム
「阪神・淡路大震災から20年を経て伝えていくことの難しさ」
  神戸大学名誉教授 兵庫県立大学防災教育センター長 室崎益輝
「教訓を伝えることに関する被災自治体職員の現状認識と課題」
  三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
  防災・リスクマネジメント研究室 主任研究員 平野誠也
「持続的・継続的に「伝える」「育む」ためにはじまった取り組み」
  芦屋市 都市建設部防災安全課長 柿原浩幸
「持続的・継続的に「伝える」「育む」ための取り組みと今後のあり方について」
 パネルディスカッション
  神戸市 危機管理室 総務担当課長 藤重敏郎
  西宮市 都市局建築・開発指導部 開発指導課長 畑文隆
  芦屋市 都市建設部 防災安全課長 柿原浩幸
 ◆コーディネーター:
  神戸大学名誉教授 兵庫県立大学防災教育センター長 室崎益輝


<第191回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年12月20日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 人命救助を目指した情報配信技術の開発
   高木由美 神戸大学大学院システム情報学研究科情報科学専攻助手
           神戸大学都市安全研究センター特別研究員
 無線通信を利用した情報配信技術を、人命救助に役立てようと試みています。本ゼミナールでは、①車同士の通信ネットワークを利用した、救急 車のスムーズ な走行支援、②無線センサネットワークを利用した、建物内における災害時の避 難誘導、について紹介します。 

② ICTによる防災のユニバーサルデザイン
   河村宏 DAISYコンソーシアム理事
 東日本大震災では高齢の犠牲者が顕著に多く、自治体等の調査では、障害者の死亡率も住民平均の2倍以上と指摘されています。大規模災害時に は、生死を分ける発災直後の避難等の安全確保に、外部からの救援を期待することはできません。特に自力で避難することが難しい人々にとって は、向こう三軒両隣のご近所の連携によるタイムリーな避難等の安全行動が必須です。健常だと思っていた人も、崩れ落ちた家屋の下からすぐに掘 り出してもらう必要があります。また、復興の際には、心身に新たな傷を持つ人々のリハビリテーションのノウハウが地域に必要です。人に着目す る防災のすべての局面で、障害者・高齢者を含むすべての住民の持てる力を発揮するための知恵とスキルをICTがどう支援すべきかについて、防 災とICTの活用という観点からお話しする予定です。


<第192回オープンゼミナール&ひょうご防災リーダーOB公開 講座>
  阪神・淡路大震災20年特別企画<連続2回目>
  自治体の災害対応の経験・教訓を「伝える」「育む」
■日時:2015年1月23日(金)13:30~17:00
■場所: 神戸国際会議場 国際会議室【ポートライナー「市民広場」から5分】
■申し込み方法:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/ 
  定員240名、参加無料
■テーマ:
 全国の自治体における災害対応
 :「伝える」「育む」ために必要な今後の取り組み
■主催:神戸大学都市安全研究センター、神戸大学社会科学系教育研究府
■共催:兵庫県広域防災センター、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
■プログラム
「東日本大震災の被災地において災害の教訓を「伝える」ためにはじまった取り 組みについて」
  気仙沼市長 菅原茂
「東日本大震災時の災害対応時における教訓と課題」
  石巻市 産業部長(前危機管理課長) 木村伸
「持続的・継続的に「伝える」「育む」ための取り組みと今後のあり
 パネルディスカッション
  気仙沼市長 菅原茂
  石巻市 産業部長(当時 総務部 防災対策課長) 木村伸
  芦屋市 市長室長兼危機管理課長 今石佳太
  人と防災未来センター 研究主幹 宇田川真之
  兵庫県 広域防災センター センター長 上り口豊
 ◆コーディネーター:
   神戸大学 社会科学系教育研究府
   大学院国際協力研究科兼務 特命准教授 紅谷昇平


<第193回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2015年1月24日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 南海トラフ巨大地震について(仮題)
 石橋克彦 神戸大学名誉教授

② 都市のレジリエンスとは何か?
 山崎義人 兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科准教授
 山崎義人氏らが翻訳出版した「リジリエント・シティ 現代都市はいかに災害から回復するのか?」を題材に、多様に用いられている都市のレジ リエンスの捉え方について示唆していただきます。
http://www.creates-k.co.jp/books/book.php?searchbk=1391488282



※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2015年 2月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 3月21日(土・祝)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 4月18日(土)14時~17時 場所は調整中です。
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/


オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact

2014年10月17日金曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(10月18日、直前のご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろしくお願い申し上げます。

<第188回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年10月18日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 地震によるゆれのお話:島弧のゆれ方と堆積盆地のゆれ方
    筧 楽麿 神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻助教
         神戸大学都市安全研究センター特別研究員
  地震によるゆれにまつわる話として、(1) 島弧(沈み込み帯に形成される弧 状の島=ここでは日本列島)特有の地下構造による変わったゆれ、(2) 大都市が 形成される堆積盆地は「大きく、長く、ゆっくり」ゆれる、という2つの話題を 紹介いたします。

② 防災行政無線が聞こえない―問題の所在と対処の方法―
    森本政之 NPO法人EFE総合研究所・神戸大学名誉教授
  スピーカからの音声情報は受け手が特別な装置を必要としないという点で 極めて有効な情報伝達手段である。そのため屋外拡声システム(防災行 政無 線)が多くの自治体で整備されている。しかしながら、東日本大震災後のアン ケート調査によれば津波警報がはっきりと聴き取れたという回答 は約5割にとど まっている。ここでは、防災行政無線の音声情報を聴き取りにくくしている要 因、研究の現状、予測手法の現状、対処の方法について解説する。


<関連した催しのご案内>

「大災害に対して心理学はこれまで何をしてきたのか?
 これから何をすべきなのか?」
 (日本教育心理学会公開パネルディスカッション)

 日時:2014年11月8日(土) 16:00~18:30 
 場所:神戸国際会議場1階メインホール
  (JR三ノ宮駅からポートライナー【市民広場駅下車】)

 企画・司会:齊藤誠一(神戸大学)
 企画:吉田圭吾(神戸大学),伊藤俊樹(神戸大学)
 パネリスト:矢守克也(京都大学)
        宅 香菜子(オークランド大学)
        氏家達夫(名古屋大学)
        坂野雄二(北海道医療大学)

※ 公開パネルディスカッションは,無料でご参加いただけます。
  事前参加申込みもできます。申込みを希望される方は,
  2014年11月4日(火)までに
  以下の申込みフォームでお申込みください。
  <申込みフォーム> http://goo.gl/eRyBzy


オープンゼミナールの今後の予定

<第189回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年11月15日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 災害リスク・コミュニケーションを再考する
   矢守克也 京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授
 災害リスク・コミュニケーションをめぐって必ず繰り出されるいくつかの言葉
がある。「正常性バイアス(正常化の偏見)」、「空振り・見逃 し」、「想定
と想定外」、「安全と安心」、「正しく恐れよ」などである。しかし、これらの
言葉で「わかったような気になっている」だけで、現実のベターメ ントにつながっ
ていない場合も多いのではないだろうか。常套句による説明で事足れりとせず、
より透徹した思考とそれを踏まえた解決策の提案・実行が、今、防 災・減災の
分野では求められている。本発表では、この点について、発表者が東北・神戸・
四国などの現場で取り組んでいる実践事例を通して具体 的に考えたい。
(よろしければ、拙著「巨大災害のリスク・コミュニケーション」(ミネルヴァ
書房)をあわせて参照ください。)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b120801.html
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64107210U3A211C1MZA001/

② 電波で監視!豪雨災害。
       大石哲 神戸大学都市安全研究センター教授 
 豪雨災害で大事なことは、現場から事前に逃げておくことである。市民の立場
からは、実際にどんな気象現象が、どこで、どの程度の強さや大き さで発生し
ているのかを知ることが災害から身を守るために必要であろう。しかし、実際に
激しい気象現象が起こっているまっただ中では、何が起 きているのかがさっぱ
りわからない。土砂降りの時には、雲が厚く日中でも相当暗くなるし、降りしき
る雨が視界を遮る。ましてや夜になれば足下 すら見えなくなる。夜間の避難中
や堤防・田畑の巡視中に流されて亡くなる事例が後を絶たないのは、誤って滑り
落ちるのではなく、一面水の足下 が道なのか川なのかがわからずに、踏み出し
た足を流れにとられるからである。しかし、我々はテクノロジーの発展によっ
て、もう一つの目とそれ を脳に伝える神経回路を持った。電波とインターネッ
トである。ここでは、電波って何? から始めて、電波で雨や風や水蒸気や雷を
とらえる仕組みを説明する。また、インターネットを使ってその情報を取得する
方法を解説する。


<第190回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
  阪神・淡路大震災20年特別企画<連続1回目>
  自治体の災害対応の経験・教訓を「伝える」「育む」
■日時:2014年12月19日(金)14時~17時
■場所:神戸大学百年記念館六甲ホール(定員200名)
(申し込み方法:準備中、次のご案内時にお知らせします。)
■テーマ:
 阪神・淡路大震災から20年経って見えてきたこと
 :20年経った「伝える」難しさ
■主催:神戸大学都市安全研究センター、神戸大学社会科学系教育研究府
■共催:兵庫県広域防災センター、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
■プログラム
「阪神・淡路大震災から20年を経て伝えていくことの難しさ」
  神戸大学名誉教授 兵庫県立大学防災教育センター長 室崎益輝
「教訓を伝えることに関する被災自治体職員の現状認識と課題」
  三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
  防災・リスクマネジメント研究室 主任研究員 平野誠也
「持続的・継続的に「伝える」「育む」ためにはじまった取り組み」
  芦屋市 都市建設部防災安全課長 柿原浩幸
「持続的・継続的に「伝える」「育む」ための取り組みと今後のあり方について」
 パネルディスカッション
  神戸市 危機管理室 総務担当課長 藤重敏郎
  西宮市 都市局建築・開発指導部 開発指導課長 畑文隆
  芦屋市 都市建設部 防災安全課長 柿原浩幸
 ◆コーディネーター:
  神戸大学名誉教授 兵庫県立大学防災教育センター長 室崎益輝


<第191回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年12月20日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 人命救助を目指した情報配信技術の開発
   高木由美 神戸大学大学院システム情報学研究科情報科学専攻助手
           神戸大学都市安全研究センター特別研究員

② ICTによる防災のユニバーサルデザイン(仮題)
   河村宏 DAISYコンソーシアム理事


<第192回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
  阪神・淡路大震災20年特別企画<連続2回目>
  自治体の災害対応の経験・教訓を「伝える」「育む」
■日時:2015年1月23日(金)  午後 (詳細未定)
■場所: 神戸国際会議場 国際会議室
  JR三ノ宮駅からポートライナー【市民広場駅下車】
  (申し込み方法:準備中、次のご案内時にお知らせします。)
■テーマ:
 全国の自治体における災害対応
 :「伝える」「育む」ために必要な今後の取り組み
■主催:神戸大学都市安全研究センター、神戸大学社会科学系教育研究府
■共催:兵庫県広域防災センター、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
■プログラム
「東日本大震災の被災地において災害の教訓を「伝える」ためにはじまった取り組みについて」
  気仙沼市長 菅原茂
「東日本大震災時の災害対応時における教訓と課題」
  石巻市 産業部長(前危機管理課長) 木村伸
「持続的・継続的に「伝える」「育む」ための取り組みと今後のあり
 パネルディスカッション
  気仙沼市長 菅原茂
  石巻市 産業部長(当時 総務部 防災対策課長) 木村伸
  芦屋市 市長室長兼危機管理課長 今石佳太
  人と防災未来センター 研究主幹 宇田川真之
  兵庫県 広域防災センター センター長 上り口豊
 ◆コーディネーター:
   神戸大学 社会科学系教育研究府
   大学院国際協力研究科兼務 特命准教授 紅谷昇平


<第193回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2015年1月24日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 南海トラフ巨大地震について(仮題)
 石橋克彦 神戸大学名誉教授

② 都市のレジリエンスのあり方(仮題)
 山崎義人 兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師


※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2015年 2月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 3月変更予定(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact 

2014年9月24日水曜日

9月29日(月)第2回丹波豪雨災害ボランティアバス募集案内



第2回丹波豪雨災害ボランティアバスの日程が9月29日(月)に決定しました。8月16日の兵庫県丹波市の豪雨災害により、丹波市内では土砂崩れや家屋への浸水が多数発生し、いまだ支援を必要とされている被災者の方がおられます。稲刈りシーズンでもあるこの時期。被害は、田畑にも大きくあり、非常に人員が必要となっています。第1回目にご参加できなかったみなさん、ぜひ、今回ご参加いただき現状をご確認ください。お知り合いにも声をかけていただけると幸いです。

お申込み・活動内容の詳細はこちらから:
http://www.research.kobe-u.ac.jp/rcuss-usm/tamba/

【第2回丹波ボランティアバスのご案内】

■主催:学生ボランティア支援室
■協力:都市安全研究センター
    人間発達環境学研究科ヒューマン・コミュニティ創成研究センター
■募集人数:40人
  神戸大学学生(院生、研究生を含む、すべての学部の学生)
■日時:2014年9月29日(月)
■時間:午前7時30分集合~19時頃大学にて解散
■集合場所:国際文化学部 学生ボランティア支援室前
  アクセス:http://www.org.kobe-u.ac.jp/svsc/access.html
■活動内容・詳細:http://www.research.kobe-u.ac.jp/rcuss-usm/tamba/
■お問い合わせ:学生ボランティア支援室
  TEL: 078-803-6256
  FAX: 078-803-6028
  E-mail: hq-vol@lab.kobe-u. ac.jp

2014年9月8日月曜日

丹波ボランティア募集サイト周知のお願い




皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

8月16日の兵庫県丹波市の豪雨災害により、丹波市内では土砂崩れや家屋への浸水が多数発生しました。いまだ支援を必要とされている被災者の方が おられます。そこで、下記のように第1回丹波ボランティアバスを、9月12日(金)に出すこととなりました。

「第1回丹波ボランティアバス」
 主催:人間発達環境学研究科
 協力:都市安全研究センター・学生ボランティア支援室
 募集人数:40人
 日時:2014年9月12日(金)
 時間:午前7時30分集合~19時頃大学にて解散
 集合場所:発達科学部A棟正面玄関前

つきましては、ご関係の神戸大学学生(院生、研究生を含む、すべての学部の学生が対象)へ、下記のボランティア募集サイトを周知していただけると 幸いです。

神戸大学学生向け/丹波豪雨災害被災者支援ボランティア募集サイト
http://go.rcuss-usm.jp/tamba

2014年8月20日水曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(8月23日、直前のご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

 8月について、急きょ、下記のように開催することにしました。直前のお知ら
せとなってしまい、恐縮ですが、ご都合がつきましたらご出席の 程、お願い申
し上げます。


<第186回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>

※今回は、神戸大学内で開催いたします。

■日時:2014年 8月23日(土)14時~18時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸大学 社会科学系アカデミア館 4階 404号室
      http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/rokkodai-dai1.html
      (アクセス:市バス36系統鶴甲団地行「神大正門前」下車、
             正門入ってすぐ左のビル、六甲台第一キャンパス)
■プログラム
① 中国四川省ブンセン大地震(2008)からの復興による集団移転事例報告
   北後明彦 神戸大学都市安全研究センター長・教授
 2014年8月12日に、四川大学-香港理工大学災害復興管理学院において、アジア
災害法ワークショップが開催され、それに続いて四川省綿 陽市北川チャン族自
治県において、四川大震災(中国名:ブンセン大地震)により集団移転した地域
での視察を行う機会を得た。汶川(ブンセン) 地震震 災復興再建条例(2008
年6月)によって、「地震活断層もしくは生態破壊や洪水の恐れのある地区、斜
面滑落、崩壊、土石流、土地陥没などの災害 区域及び伝染病自然疫病発生地を
避け(垂水英司・鄧奕訳)」るためにアセスメントが実施され、移転地を定め
た。本報告では、北川チャン族自治県内で移転した数地域について紹介します。
こ れらの移転地では、結果的に非農地化、都市化、観光化のトレンドの中での
復興となっており、地域でのヒアリングでは、自然と生きる 農村というかたち
もあったのではとの声も聞かれた。

② 中国四川省ブンセン大地震(2008)から復興した地域における居住実態報告
   李 昕澤 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程
 2008年5月、四川大震災(中国名:ブンセン大地震)により四川省では甚大な
被害が生じた。被災地が広大であることから、その中には人口数十 万の都市か
ら、山間部の集落まで含まれており、また被災住宅の形態も、一戸建ての伝統的
農家から集合住宅(マンション)まで多様である。また、被 災地には少数民族
の文化的伝統に由来する住宅も多数存在する。都市から農村部まで被災地におけ
る住宅の多様性を把握、また、ヒヤリング調査によ り、住民の生活がどのよう
になっているのか、現在、どのような問題を抱えているのか、住民の居住実態を
紹介したいと思う。

③ 中国雲南地震(2014)による被害状況及び初動対応調査報告
   顧 林生 四川大学-香港理工大学災害復興管理学院執行院長・教授
 2014年8月3日に中国雲南省昭通市魯甸県で発生したマグニチュード6.5の地
震によって多くの人命が失われた。多様な少数民族が住む貧 しい 地域で、土壁
による耐震性の低い形式の住宅などが被害を大きくしている。中国における防災
減災の研究拠点として2011年に設立された四川大学- 香港理工大学災害復興管理
学院では、この地震直後から現地の被災調査に入り、被災者ニーズの把握、地域
の再建のあり方等の検討を行っている。その 中心となっている顧林生教授か
ら、現在の状況についての報告をお願いした。



講演会・研究会のお知らせ

<その1>

研究会(建築防災セミナー)

   木造文化財・伝統的建造物の火災とその対策
     講 師: 長谷見雄二(早稲田大学教授)
     コメンテータ-: 北後明彦(神戸大学教授)

日 時:平成 26 年 8 月 24 日(日) 14:00 ~ 17:00 ( 開場 13:00 )
会 場: 西陣ヒコバエノ家
(京都市上京区上立売通 浄福寺 西入る 姥ケ東西町 632 番地)

参加費: 1,500 円(資料・ドリンク代) 終了後、懇親会を予定しています(会
費別途 1,000 円)
お申し込み:8 月 18 日(月)までに、お名前、所属、電話・FAX番号または
メールアドレス、懇親会

参加の有無を明記の上、下記までお申し込み下さい。

お問合せ・お申込み先: NPO 法人 関西木造住文化研究会(略称 KARTH)
TEL 075-411-2730 悠計画研究所内
FAX 075-411-2725
E-mail info@karth.sakura.ne.jp
(http://karth.blog13.fc2.com/)

会場アクセス
●JR京都駅A3乗り場より、206系統、バス停「千本上立売」下車、徒歩約 5 分
 もしくはB2 乗り場より、101系統、バス停「千本今出川」下車、徒歩約 5 分
●JR京都駅より地下鉄烏丸線「烏丸今出川」駅下車、3 番出口徒歩15分
(京都駅から所要約 40 分)


<その2>

豪雨災害軽減のための基礎研究の魅力と利用技術創出の使命
(オーガナイザー:神戸大学都市安全研究センター 大石哲教授)

http://www2.kobe-u.ac.jp/~nyktetsu/pg217.html

日時:8月31日(日) 13:15~17:15
場所:三宮センタープラザ東館 スペースアルファ三宮
   特大会議室(140名) 入場無料・事前申し込み不要

講演:第1部:私たちが目指したいもの
      ・私たちが目指したいもの(中北)
      ・台風や集中豪雨予測の最前線について(坪木)
      ・都市環境がゲリラ豪雨に与えている影響について(相馬)
    第2部:世界最先端の観測技術の創生
      ・天からの手紙を取りに行く(鈴木)
      ・リモートセンシングで雲の中を見る (中川・中北)
    第3部:世界最先端の観測技術の豪雨災害軽減への活用
      ・リモセンで雲の中を理解し豪雨予測に活かす(大東,小川,増田)
      ・ゲリラ豪雨の早期探知と危険性予測 (中北)
      ・降雨予測情報を市民へ!(大石)
    総合討論 (16:40~17:15)
      ・大阪湾集中観測の夢と新たな先端リモートセンシング 15分(山
       口、川村、岩井)
対象者: ・市民 ・消防局、消防団・水防団の方々
      ・行政関係の方々 ・防災士の方々 ・気象予報士の方々
      ・神戸市内の大学生、教員の方々
      ・防災関係のマスメディアの方々 ・その他


オープンゼミナールの今後の予定

<第187回神戸大学RCUSSオープンゼミナール> 
■日時:2014年 9月20日(土)14時~17時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 分析機器の活用による火災原因調査の支援
   尾川義雄 消防庁消防研究センター危険性物質研究室主任研究官
 火災原因調査では現場の見分から多くの情報が得られ主要な調査方針が組み
立てられますが、火災現場に残された物質の性状が明らかなることで、こ の調査
方針の裏付けとなる場合があります。消防研究センターでは保有する分析機器を
活用し、客観的な情報を得ることで消防本部が行う火災原因調査 業務の支援を
行っています。今回は火災調査支援に使用する機器及びその活用事例について紹
介します。

② 東日本大震災を教訓とした津波被害現場で活用する消防隊水陸両用車の開発
   久保田勝明 消防庁消防研究センター地震等災害研究室長
           神戸大学大学院工学研究科客員准教授
 東日本大震災の津波被害現場では、消防車両が進入できなかったため、救助
や消火活動を行うことが困難な状況でした。そこで、消防研究センターで は、津
波被害現場に侵入可能な水陸両用車をベースとした消防車両(消防ポンプ自動
車、救助工作車、救急車)の開発を行っております。現在このプロ トタイプが
完成したのでこれを御紹介させていただきます。


<第188回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年10月18日(土)14時~17時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 調整中

② 防災行政無線が聞こえない―問題の所在と対処の方法―
   森本政之 NPO法人EFE総合研究所・神戸大学名誉教授
 スピーカからの音声情報は受け手が特別な装置を必要としないという点で極め
て有効な情報伝達手段である。そのため屋外拡声システム(防災行 政無線)が
多くの自治体で整備されている。しかしながら、東日本大震災後のアンケート調
査によれば津波警報がはっきりと聴き取れたという回答 は約5割にとどまってい
る。ここでは、防災行政無線の音声情報を聴き取りにくくしている要因、研究の
現状、予測手法の現状、対処の方法について解説する。


<第189回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年11月15日(土)14時~17時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 電波で監視!豪雨災害。
   大石哲 神戸大学都市安全研究センター教授 
 豪雨災害で大事なことは、現場から事前に逃げておくことである。市民の立場
からは、実際にどんな気象現象が、どこで、どの程度の強さや大き さで発生し
ているのかを知ることが災害から身を守るために必要であろう。しかし、実際に
激しい気象現象が起こっているまっただ中では、何が起 きているのかがさっぱ
りわからない。土砂降りの時には、雲が厚く日中でも相当暗くなるし、降りしき
る雨が視界を遮る。ましてや夜になれば足下 すら見えなくなる。夜間の避難中
や堤防・田畑の巡視中に流されて亡くなる事例が後を絶たないのは、誤って滑り
落ちるのではなく、一面水の足下 が道なのか川なのかがわからずに、踏み出し
た足を流れにとられるからである。しかし、我々はテクノロジーの発展によっ
て、もう一つの目とそれ を脳に伝える神経回路を持った。電波とインターネッ
トである。ここでは、電波って何? から始めて、電波で雨や風や水蒸気や雷を
とらえる仕組みを説明する。また、インターネットを使ってその情報を取得する
方法を解説する。

② 災害リスク・コミュニケーションを再考する
   矢守克也 京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授
 災害リスク・コミュニケーションをめぐって必ず繰り出されるいくつかの言葉
がある。「正常性バイアス(正常化の偏見)」、「空振り・見逃 し」、「想定
と想定外」、「安全と安心」、「正しく恐れよ」などである。しかし、これらの
言葉で「わかったような気になっている」だけで、現実のベターメ ントにつながっ
ていない場合も多いのではないだろうか。常套句による説明で事足れりとせず、
より透徹した思考とそれを踏まえた解決策の提案・実行が、今、防 災・減災の
分野では求められている。本発表では、この点について、発表者が東北・神戸・
四国などの現場で取り組んでいる実践事例を通して具体 的に考えたい。
(よろしければ、拙著「巨大災害のリスク・コミュニケーション」(ミネルヴァ
書房)をあわせて参照ください。)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b120801.html
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64107210U3A211C1MZA001/


※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2014年12月19日(金) 午後 神戸大学内で開催予定
●2014年12月20日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 1月24日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 2月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 3月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact

2014年8月8日金曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(9月20日ほか、ご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦


神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろ しくお願い申し上げます。


---------------------------------------------------------
 RCUSSオープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く
公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じ て、安全な社会と
していくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生の
ほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業
の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。
参加費は無料です。興味のある方はぜひご参加下さい。



<8月はオープンゼミナールはありませんが、下記をご案内します。>
※8月について、急きょ、下記のように開催することにしました。
詳細:http://news.kobe-u.rcuss-usm.jp/2014/08/rcuss823.html



市民向け講演会のお知らせ
http://www2.kobe-u.ac.jp/~nyktetsu/pg217.html


日時:8月31日(日) 13:15~17:15
場所:三宮センタープラザ東館 スペースアルファ三宮
   特大会議室(140名) 入場無料・事前申し込み不要
題目:豪雨災害軽減のための基礎研究の魅力と利用技術創出の使命
   (神戸大学都市安全研究センター 大石哲教授からの案内)
講演:第1部:私たちが目指したいもの(13:15~14:15)
      ・私たちが目指したいもの(中北)
      ・台風や集中豪雨予測の最前線について(坪木)
      ・都市環境がゲリラ豪雨に与えている影響について(相馬)
    第2部:世界最先端の観測技術の創生(14:15~15:05)
      ・天からの手紙を取りに行く(鈴木)
      ・リモートセンシングで雲の中を見る (中川・中北)
    第3部:世界最先端の観測技術の豪雨災害軽減への活用
(15:20~16:40)
      ・リモセンで雲の中を理解し豪雨予測に活かす(大東,小川,増田)
      ・ゲリラ豪雨の早期探知と危険性予測 (中北)
      ・降雨予測情報を市民へ!(大石)
    総合討論 (16:40~17:15)
      ・大阪湾集中観測の夢と新たな先端リモートセンシング 15分(山
口、川村、岩井)
対象者: ・市民 ・消防局、消防団・水防団の方々
      ・行政関係の方々 ・防災士の方々 ・気象予報士の方々
      ・神戸市内の大学生、教員の方々
      ・防災関係のマスメディアの方々 ・その他



オープンゼミナールの今後の予定


<第186回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
  前回のお知らせからプログラム変更しました。
■日時:2014年 9月20日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 分析機器の活用による火災原因調査の支援
   尾川義雄 消防庁消防研究センター危険性物質研究室主任研究官
 火災原因調査では現場の見分から多くの情報が得られ主要な調査方針が組み
立てられますが、火災現場に残された物質の性状が明らかなることで、こ の調査
方針の裏付けとなる場合があります。消防研究センターでは保有する分析機器を
活用し、客観的な情報を得ることで消防本部が行う火災原因調査 業務の支援を
行っています。今回は火災調査支援に使用する機器及びその活用事例について紹
介します。


② 東日本大震災を教訓とした津波被害現場で活用する消防隊水陸両用車の開発
   久保田勝明 消防庁消防研究センター地震等災害研究室長
           神戸大学大学院工学研究科客員准教授
 東日本大震災の津波被害現場では、消防車両が進入できなかったため、救助
や消火活動を行うことが困難な状況でした。そこで、消防研究センターで は、津
波被害現場に侵入可能な水陸両用車をベースとした消防車両(消防ポンプ自動
車、救助工作車、救急車)の開発を行っております。現在このプロ トタイプが
完成したのでこれを御紹介させていただきます。



<第187回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年10月18日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 調整中


② 防災行政無線が聞こえない―問題の所在と対処の方法―
   森本政之 NPO法人EFE総合研究所・神戸大学名誉教授
 スピーカからの音声情報は受け手が特別な装置を必要としないという点で極め
て有効な情報伝達手段である。そのため屋外拡声システム(防災行 政無線)が
多くの自治体で整備されている。しかしながら、東日本大震災後のアンケート調
査によれば津波警報がはっきりと聴き取れたという回答 は約5割にとどまってい
る。ここでは、防災行政無線の音声情報を聴き取りにくくしている要因、研究の
現状、予測手法の現状、対処の方法につい て解説する。



<第188回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年11月15日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 電波で監視!豪雨災害。
   大石哲 神戸大学都市安全研究センター教授
 豪雨災害で大事なことは、現場から事前に逃げておくことである。市民の立場
からは、実際にどんな気象現象が、どこで、どの程度の強さや大き さで発生し
ているのかを知ることが災害から身を守るために必要であろう。しかし、実際に
激しい気象現象が起こっているまっただ中では、何が起 きているのかがさっぱ
りわからない。土砂降りの時には、雲が厚く日中でも相当暗くなるし、降りしき
る雨が視界を遮る。ましてや夜になれば足下 すら見えなくなる。夜間の避難中
や堤防・田畑の巡視中に流されて亡くなる事例が後を絶たないのは、誤って滑り
落ちるのではなく、一面水の足下 が道なのか川なのかがわからずに、踏み出し
た足を流れにとられるからである。しかし、我々はテクノロジーの発展によっ
て、もう一つの目とそれ を脳に伝える神経回路を持った。電波とインターネッ
トである。ここでは、電波って何? から始めて、電波で雨や風や水蒸気や雷を
とらえる仕組みを説明する。また、インターネットを使ってその情報を取得する
方法を解説する。


② 災害リスク・コミュニケーションを再考する
   矢守克也 京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授
 災害リスク・コミュニケーションをめぐって必ず繰り出されるいくつかの言葉
がある。「正常性バイアス(正常化の偏見)」、「空振り・見逃 し」、「想定
と想定外」、「安全と安心」、「正しく恐れよ」などである。しかし、これらの
言葉で「わかったような気になっている」だけで、現実のベターメ ントにつながっ
ていない場合も多いのではないだろうか。常套句による説明で事足れりとせず、
より透徹した思考とそれを踏まえた解決策の提案・実行が、今、防 災・減災の
分野では求められている。本発表では、この点について、発表者が東北・神戸・
四国などの現場で取り組んでいる実践事例を通して具体 的に考えたい。
(よろしければ、拙著「巨大災害のリスク・コミュニケーション」(ミネルヴァ
書房)をあわせて参照ください。)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b120801.html
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64107210U3A211C1MZA001/



※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
  
●2014年12月19日(金) 午後 神戸大学内で開催予定
●2014年12月20日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 1月24日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 2月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 3月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/


オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact