2014年8月20日水曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(8月23日、直前のご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

 8月について、急きょ、下記のように開催することにしました。直前のお知ら
せとなってしまい、恐縮ですが、ご都合がつきましたらご出席の 程、お願い申
し上げます。


<第186回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>

※今回は、神戸大学内で開催いたします。

■日時:2014年 8月23日(土)14時~18時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸大学 社会科学系アカデミア館 4階 404号室
      http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/rokkodai-dai1.html
      (アクセス:市バス36系統鶴甲団地行「神大正門前」下車、
             正門入ってすぐ左のビル、六甲台第一キャンパス)
■プログラム
① 中国四川省ブンセン大地震(2008)からの復興による集団移転事例報告
   北後明彦 神戸大学都市安全研究センター長・教授
 2014年8月12日に、四川大学-香港理工大学災害復興管理学院において、アジア
災害法ワークショップが開催され、それに続いて四川省綿 陽市北川チャン族自
治県において、四川大震災(中国名:ブンセン大地震)により集団移転した地域
での視察を行う機会を得た。汶川(ブンセン) 地震震 災復興再建条例(2008
年6月)によって、「地震活断層もしくは生態破壊や洪水の恐れのある地区、斜
面滑落、崩壊、土石流、土地陥没などの災害 区域及び伝染病自然疫病発生地を
避け(垂水英司・鄧奕訳)」るためにアセスメントが実施され、移転地を定め
た。本報告では、北川チャン族自治県内で移転した数地域について紹介します。
こ れらの移転地では、結果的に非農地化、都市化、観光化のトレンドの中での
復興となっており、地域でのヒアリングでは、自然と生きる 農村というかたち
もあったのではとの声も聞かれた。

② 中国四川省ブンセン大地震(2008)から復興した地域における居住実態報告
   李 昕澤 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程
 2008年5月、四川大震災(中国名:ブンセン大地震)により四川省では甚大な
被害が生じた。被災地が広大であることから、その中には人口数十 万の都市か
ら、山間部の集落まで含まれており、また被災住宅の形態も、一戸建ての伝統的
農家から集合住宅(マンション)まで多様である。また、被 災地には少数民族
の文化的伝統に由来する住宅も多数存在する。都市から農村部まで被災地におけ
る住宅の多様性を把握、また、ヒヤリング調査によ り、住民の生活がどのよう
になっているのか、現在、どのような問題を抱えているのか、住民の居住実態を
紹介したいと思う。

③ 中国雲南地震(2014)による被害状況及び初動対応調査報告
   顧 林生 四川大学-香港理工大学災害復興管理学院執行院長・教授
 2014年8月3日に中国雲南省昭通市魯甸県で発生したマグニチュード6.5の地
震によって多くの人命が失われた。多様な少数民族が住む貧 しい 地域で、土壁
による耐震性の低い形式の住宅などが被害を大きくしている。中国における防災
減災の研究拠点として2011年に設立された四川大学- 香港理工大学災害復興管理
学院では、この地震直後から現地の被災調査に入り、被災者ニーズの把握、地域
の再建のあり方等の検討を行っている。その 中心となっている顧林生教授か
ら、現在の状況についての報告をお願いした。



講演会・研究会のお知らせ

<その1>

研究会(建築防災セミナー)

   木造文化財・伝統的建造物の火災とその対策
     講 師: 長谷見雄二(早稲田大学教授)
     コメンテータ-: 北後明彦(神戸大学教授)

日 時:平成 26 年 8 月 24 日(日) 14:00 ~ 17:00 ( 開場 13:00 )
会 場: 西陣ヒコバエノ家
(京都市上京区上立売通 浄福寺 西入る 姥ケ東西町 632 番地)

参加費: 1,500 円(資料・ドリンク代) 終了後、懇親会を予定しています(会
費別途 1,000 円)
お申し込み:8 月 18 日(月)までに、お名前、所属、電話・FAX番号または
メールアドレス、懇親会

参加の有無を明記の上、下記までお申し込み下さい。

お問合せ・お申込み先: NPO 法人 関西木造住文化研究会(略称 KARTH)
TEL 075-411-2730 悠計画研究所内
FAX 075-411-2725
E-mail info@karth.sakura.ne.jp
(http://karth.blog13.fc2.com/)

会場アクセス
●JR京都駅A3乗り場より、206系統、バス停「千本上立売」下車、徒歩約 5 分
 もしくはB2 乗り場より、101系統、バス停「千本今出川」下車、徒歩約 5 分
●JR京都駅より地下鉄烏丸線「烏丸今出川」駅下車、3 番出口徒歩15分
(京都駅から所要約 40 分)


<その2>

豪雨災害軽減のための基礎研究の魅力と利用技術創出の使命
(オーガナイザー:神戸大学都市安全研究センター 大石哲教授)

http://www2.kobe-u.ac.jp/~nyktetsu/pg217.html

日時:8月31日(日) 13:15~17:15
場所:三宮センタープラザ東館 スペースアルファ三宮
   特大会議室(140名) 入場無料・事前申し込み不要

講演:第1部:私たちが目指したいもの
      ・私たちが目指したいもの(中北)
      ・台風や集中豪雨予測の最前線について(坪木)
      ・都市環境がゲリラ豪雨に与えている影響について(相馬)
    第2部:世界最先端の観測技術の創生
      ・天からの手紙を取りに行く(鈴木)
      ・リモートセンシングで雲の中を見る (中川・中北)
    第3部:世界最先端の観測技術の豪雨災害軽減への活用
      ・リモセンで雲の中を理解し豪雨予測に活かす(大東,小川,増田)
      ・ゲリラ豪雨の早期探知と危険性予測 (中北)
      ・降雨予測情報を市民へ!(大石)
    総合討論 (16:40~17:15)
      ・大阪湾集中観測の夢と新たな先端リモートセンシング 15分(山
       口、川村、岩井)
対象者: ・市民 ・消防局、消防団・水防団の方々
      ・行政関係の方々 ・防災士の方々 ・気象予報士の方々
      ・神戸市内の大学生、教員の方々
      ・防災関係のマスメディアの方々 ・その他


オープンゼミナールの今後の予定

<第187回神戸大学RCUSSオープンゼミナール> 
■日時:2014年 9月20日(土)14時~17時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 分析機器の活用による火災原因調査の支援
   尾川義雄 消防庁消防研究センター危険性物質研究室主任研究官
 火災原因調査では現場の見分から多くの情報が得られ主要な調査方針が組み
立てられますが、火災現場に残された物質の性状が明らかなることで、こ の調査
方針の裏付けとなる場合があります。消防研究センターでは保有する分析機器を
活用し、客観的な情報を得ることで消防本部が行う火災原因調査 業務の支援を
行っています。今回は火災調査支援に使用する機器及びその活用事例について紹
介します。

② 東日本大震災を教訓とした津波被害現場で活用する消防隊水陸両用車の開発
   久保田勝明 消防庁消防研究センター地震等災害研究室長
           神戸大学大学院工学研究科客員准教授
 東日本大震災の津波被害現場では、消防車両が進入できなかったため、救助
や消火活動を行うことが困難な状況でした。そこで、消防研究センターで は、津
波被害現場に侵入可能な水陸両用車をベースとした消防車両(消防ポンプ自動
車、救助工作車、救急車)の開発を行っております。現在このプロ トタイプが
完成したのでこれを御紹介させていただきます。


<第188回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年10月18日(土)14時~17時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 調整中

② 防災行政無線が聞こえない―問題の所在と対処の方法―
   森本政之 NPO法人EFE総合研究所・神戸大学名誉教授
 スピーカからの音声情報は受け手が特別な装置を必要としないという点で極め
て有効な情報伝達手段である。そのため屋外拡声システム(防災行 政無線)が
多くの自治体で整備されている。しかしながら、東日本大震災後のアンケート調
査によれば津波警報がはっきりと聴き取れたという回答 は約5割にとどまってい
る。ここでは、防災行政無線の音声情報を聴き取りにくくしている要因、研究の
現状、予測手法の現状、対処の方法について解説する。


<第189回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年11月15日(土)14時~17時 ( 開場 13:30 )
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 電波で監視!豪雨災害。
   大石哲 神戸大学都市安全研究センター教授 
 豪雨災害で大事なことは、現場から事前に逃げておくことである。市民の立場
からは、実際にどんな気象現象が、どこで、どの程度の強さや大き さで発生し
ているのかを知ることが災害から身を守るために必要であろう。しかし、実際に
激しい気象現象が起こっているまっただ中では、何が起 きているのかがさっぱ
りわからない。土砂降りの時には、雲が厚く日中でも相当暗くなるし、降りしき
る雨が視界を遮る。ましてや夜になれば足下 すら見えなくなる。夜間の避難中
や堤防・田畑の巡視中に流されて亡くなる事例が後を絶たないのは、誤って滑り
落ちるのではなく、一面水の足下 が道なのか川なのかがわからずに、踏み出し
た足を流れにとられるからである。しかし、我々はテクノロジーの発展によっ
て、もう一つの目とそれ を脳に伝える神経回路を持った。電波とインターネッ
トである。ここでは、電波って何? から始めて、電波で雨や風や水蒸気や雷を
とらえる仕組みを説明する。また、インターネットを使ってその情報を取得する
方法を解説する。

② 災害リスク・コミュニケーションを再考する
   矢守克也 京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授
 災害リスク・コミュニケーションをめぐって必ず繰り出されるいくつかの言葉
がある。「正常性バイアス(正常化の偏見)」、「空振り・見逃 し」、「想定
と想定外」、「安全と安心」、「正しく恐れよ」などである。しかし、これらの
言葉で「わかったような気になっている」だけで、現実のベターメ ントにつながっ
ていない場合も多いのではないだろうか。常套句による説明で事足れりとせず、
より透徹した思考とそれを踏まえた解決策の提案・実行が、今、防 災・減災の
分野では求められている。本発表では、この点について、発表者が東北・神戸・
四国などの現場で取り組んでいる実践事例を通して具体 的に考えたい。
(よろしければ、拙著「巨大災害のリスク・コミュニケーション」(ミネルヴァ
書房)をあわせて参照ください。)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b120801.html
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64107210U3A211C1MZA001/


※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2014年12月19日(金) 午後 神戸大学内で開催予定
●2014年12月20日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 1月24日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 2月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 3月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact

2014年8月8日金曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(9月20日ほか、ご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦


神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろ しくお願い申し上げます。


---------------------------------------------------------
 RCUSSオープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く
公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じ て、安全な社会と
していくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生の
ほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業
の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。
参加費は無料です。興味のある方はぜひご参加下さい。



<8月はオープンゼミナールはありませんが、下記をご案内します。>
※8月について、急きょ、下記のように開催することにしました。
詳細:http://news.kobe-u.rcuss-usm.jp/2014/08/rcuss823.html



市民向け講演会のお知らせ
http://www2.kobe-u.ac.jp/~nyktetsu/pg217.html


日時:8月31日(日) 13:15~17:15
場所:三宮センタープラザ東館 スペースアルファ三宮
   特大会議室(140名) 入場無料・事前申し込み不要
題目:豪雨災害軽減のための基礎研究の魅力と利用技術創出の使命
   (神戸大学都市安全研究センター 大石哲教授からの案内)
講演:第1部:私たちが目指したいもの(13:15~14:15)
      ・私たちが目指したいもの(中北)
      ・台風や集中豪雨予測の最前線について(坪木)
      ・都市環境がゲリラ豪雨に与えている影響について(相馬)
    第2部:世界最先端の観測技術の創生(14:15~15:05)
      ・天からの手紙を取りに行く(鈴木)
      ・リモートセンシングで雲の中を見る (中川・中北)
    第3部:世界最先端の観測技術の豪雨災害軽減への活用
(15:20~16:40)
      ・リモセンで雲の中を理解し豪雨予測に活かす(大東,小川,増田)
      ・ゲリラ豪雨の早期探知と危険性予測 (中北)
      ・降雨予測情報を市民へ!(大石)
    総合討論 (16:40~17:15)
      ・大阪湾集中観測の夢と新たな先端リモートセンシング 15分(山
口、川村、岩井)
対象者: ・市民 ・消防局、消防団・水防団の方々
      ・行政関係の方々 ・防災士の方々 ・気象予報士の方々
      ・神戸市内の大学生、教員の方々
      ・防災関係のマスメディアの方々 ・その他



オープンゼミナールの今後の予定


<第186回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
  前回のお知らせからプログラム変更しました。
■日時:2014年 9月20日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 分析機器の活用による火災原因調査の支援
   尾川義雄 消防庁消防研究センター危険性物質研究室主任研究官
 火災原因調査では現場の見分から多くの情報が得られ主要な調査方針が組み
立てられますが、火災現場に残された物質の性状が明らかなることで、こ の調査
方針の裏付けとなる場合があります。消防研究センターでは保有する分析機器を
活用し、客観的な情報を得ることで消防本部が行う火災原因調査 業務の支援を
行っています。今回は火災調査支援に使用する機器及びその活用事例について紹
介します。


② 東日本大震災を教訓とした津波被害現場で活用する消防隊水陸両用車の開発
   久保田勝明 消防庁消防研究センター地震等災害研究室長
           神戸大学大学院工学研究科客員准教授
 東日本大震災の津波被害現場では、消防車両が進入できなかったため、救助
や消火活動を行うことが困難な状況でした。そこで、消防研究センターで は、津
波被害現場に侵入可能な水陸両用車をベースとした消防車両(消防ポンプ自動
車、救助工作車、救急車)の開発を行っております。現在このプロ トタイプが
完成したのでこれを御紹介させていただきます。



<第187回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年10月18日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 調整中


② 防災行政無線が聞こえない―問題の所在と対処の方法―
   森本政之 NPO法人EFE総合研究所・神戸大学名誉教授
 スピーカからの音声情報は受け手が特別な装置を必要としないという点で極め
て有効な情報伝達手段である。そのため屋外拡声システム(防災行 政無線)が
多くの自治体で整備されている。しかしながら、東日本大震災後のアンケート調
査によれば津波警報がはっきりと聴き取れたという回答 は約5割にとどまってい
る。ここでは、防災行政無線の音声情報を聴き取りにくくしている要因、研究の
現状、予測手法の現状、対処の方法につい て解説する。



<第188回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2014年11月15日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■共催:神戸市消防局
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■プログラム
① 電波で監視!豪雨災害。
   大石哲 神戸大学都市安全研究センター教授
 豪雨災害で大事なことは、現場から事前に逃げておくことである。市民の立場
からは、実際にどんな気象現象が、どこで、どの程度の強さや大き さで発生し
ているのかを知ることが災害から身を守るために必要であろう。しかし、実際に
激しい気象現象が起こっているまっただ中では、何が起 きているのかがさっぱ
りわからない。土砂降りの時には、雲が厚く日中でも相当暗くなるし、降りしき
る雨が視界を遮る。ましてや夜になれば足下 すら見えなくなる。夜間の避難中
や堤防・田畑の巡視中に流されて亡くなる事例が後を絶たないのは、誤って滑り
落ちるのではなく、一面水の足下 が道なのか川なのかがわからずに、踏み出し
た足を流れにとられるからである。しかし、我々はテクノロジーの発展によっ
て、もう一つの目とそれ を脳に伝える神経回路を持った。電波とインターネッ
トである。ここでは、電波って何? から始めて、電波で雨や風や水蒸気や雷を
とらえる仕組みを説明する。また、インターネットを使ってその情報を取得する
方法を解説する。


② 災害リスク・コミュニケーションを再考する
   矢守克也 京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授
 災害リスク・コミュニケーションをめぐって必ず繰り出されるいくつかの言葉
がある。「正常性バイアス(正常化の偏見)」、「空振り・見逃 し」、「想定
と想定外」、「安全と安心」、「正しく恐れよ」などである。しかし、これらの
言葉で「わかったような気になっている」だけで、現実のベターメ ントにつながっ
ていない場合も多いのではないだろうか。常套句による説明で事足れりとせず、
より透徹した思考とそれを踏まえた解決策の提案・実行が、今、防 災・減災の
分野では求められている。本発表では、この点について、発表者が東北・神戸・
四国などの現場で取り組んでいる実践事例を通して具体 的に考えたい。
(よろしければ、拙著「巨大災害のリスク・コミュニケーション」(ミネルヴァ
書房)をあわせて参照ください。)
http://www.minervashobo.co.jp/book/b120801.html
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO64107210U3A211C1MZA001/



※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
  
●2014年12月19日(金) 午後 神戸大学内で開催予定
●2014年12月20日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 1月24日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 2月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
●2015年 3月28日(土)14時~17時 いつもの危機管理センター
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/


オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact