2020年12月10日木曜日

神戸大学RCUSSオープン・ゼミナール12/12(土)、シンポジウム1/9(土)のお知らせ

 皆様  from  神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦


 神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナール(12月12日)、及び、シンポジウム(1月9日)の案内をいたします。ご参加を希望される場合、ライブ動画視聴申し込みをお願いいたします(1月については、オープンゼミナールはありません。ぜひ、シンポジウムにご参加ください。)。
 1月9日の神戸大学都市安全研究センター 第1回
震災復興・災害科学シンポジウムは、神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室が主催した2012年11月12日の第1回シンポジウムから2020年1月22日の第8回シンポジウムまでの一連のシンポジウムを継承して開催します。従来の同推進室からのサポート経費による事業について本年度から本センターが継承し、東北大学等との連携による震災復興、並びに災害科学分野における学術研究の支援経費として学内公募をしましたので、その成果・実施状況について1月9日でのシンポジウムでは合わせて報告します。このシンポジウムでは、盛りだくさんの報告で構成していますので、オープンゼミナールのような十分な質問時間がとれませんが、神戸大学で行われている様々な関連研究を知っていただくにはよい機会となると思いますので、ぜひご参加をお願い申し上げます。

<第263回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナールのご案内>

日 時:2020年12月12日(土)14時~17時
会 場:オンライン開催 (zoomウェビナー形式、ライブ動画視聴)
申 込:下記ページから、ライブ動画視聴申込を事前に行ってください
https://zoom.us/webinar/register/WN_0EkXu9wCQKCf5ChrikRduQ
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① コロナウイルス対策をめぐる公法学からの評価と課題
 山崎 栄一
  関西大学社会安全学部教授
 コロナウイルス対策をめぐって、緊急事態宣言、自粛要請という手法の妥当性、補償のあり方、感染者情報の収集とプライバシーといった論点が浮かび上がっている。これらの論点を、人権や法治国家という視点から見ると、どのように評価され、どのような課題が私たちに突講きつけられるのであろうか。社会システムを揺るがすイベントを読み解くための枠組みを皆さんに提供したい。
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② コロナウィルスへの行政の対応と課題
 永田 尚三
  関西大学社会安全学部教授
 新型コロナウィルスは、被害者を大勢出すのみならず、長期間にわたり社会活動を停止させ、私達の生活に大きな影響を与えた。政府や地方公共団体の対応に対する批判も、数多く聞かれる。今回の前例の無い事態に対するわが国行政機関の対応を、各国の行政の対応との比較で振り返り、どこに課題があるのか、またその課題が何故生じたのかを考える。
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③ 安全衛生の観点から見たCOVID-19対策について
 大路 剛
  神戸大学都市安全研究センター准教授
  神戸大学医学部附属病院感染症治療内科准教授
 COVID-19は2020年初頭から猛威を世界各地で猛威をふるってきています。しかし、次第に感染経路や予防策も分かってきており、それにともなって対策も立てることが可能となってきています。そもそも病原微生物への対策は有毒物質を扱う作業場における安全衛生対策から発展しています。いま一度基本に立ち戻って、どのような対策が有効かをCOVID-19の病像を含めて解説いたします。
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司 会:北後 明彦 神戸大学都市安全研究センター教授
討論者:金子由芳 神戸大学社会システムイノベーションセンター教授
主 催:神戸大学都市安全研究センター
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
    神戸大学社会システムイノベーションセンター
    神戸大学減災デザインセンター
    神戸大学未来世紀都市学研究ユニット


<神戸大学都市安全研究センター 第1回 震災復興・災害科学シンポジウムのご案内>

■日時・会場・視聴申込
日 時:2021年 1月 9日 (土) 13時~17時
   (いつものオープンゼミナールは14時~としています。ご留意願います。)
会 場:オンライン開催 (zoomウェビナー形式、ライブ動画視聴)
申 込:下記ページから、ライブ動画視聴申込を事前に行ってください
https://zoom.us/webinar/register/WN_GPOKY2smQ-iGoqwYGIKomw
*
テーマ:東日本大震災から10年 ~わかってきたこと、今伝えたいこと~
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■プログラム
13:00 - 13:05 開会挨拶
 吉岡 祥一 (神戸大学都市安全研究センター センター長)
13:05 - 13:20
 被災地コミュニティのコンビビアリティを活性化する方法と課題
 松岡 広路 (神戸大学都市安全研究センター 協力研究部門 教授)
13:20 - 13:35
 避難所における差し入れと消化器症状:炭水化物過多への不満と食事の希望
 小谷 穣治 (神戸大学都市安全研究センター 協力研究部門 教授)
13:35 - 13:50
 東北地方太平洋沖地震後の余効すべりと固着の分布
 ~温度に依存する粘性構造モデルを用いて~
 吉岡 祥一 (神戸大学都市安全研究センター リスク・アセスメント研究部門 教授)
*
13:50 - 14:05 休憩
*
14:05 - 14:15
 「安全安心」を描く~創造型コミュニケーションの成果をふりかえ
 アレキサンダー ロニー (神戸大学国際協力研究科 教授)
14:15 - 14:25
 宮城県沖で発生する3種類の地震による東北と北海道での揺れ
 筧 楽麿 (神戸大学理学研究科 惑星学専攻 助教)
14:25 - 14:35
 福島における目に見えない相手との関わり
 -放射線と新型コロナウィルス-
 齊藤 誠一 (神戸大学人間発達環境学研究科 准教授)
14:35 - 14:45
 精神医療チームによる災害時のこころのケア
 曽良 一郎 (神戸大学医学研究科 教授)
14:45 - 14:55
 震災で傷ついた民俗芸能とコミュニティのかたち
 梅屋 潔 (神戸大学国際文化学研究科 教授)
14:55 - 15:05
 津波マリンハザード研究の総括
    ~南海トラフ地震による津波と海洋環境~
 林 美鶴 (神戸大学内海域環境教育研究センター 准教授)
15:05 - 15:15
 災害資料の保存・活用の実践的研究
 ―阪神大震災の知見を基礎として―
 奥村 弘 (神戸大学人文学研究科 教授)
15:15 - 15:25
 東日本大震災の復興支援における経験を台湾でも生かすためのキーワードを巡って
 -地域共同体を焦点とした試み-
 藤田 裕嗣 (神戸大学人文学研究科 教授)
15:25 - 15:35
 自然災害と産業構造変化:東日本大震災の経験から
 川畑 康治 (神戸大学国際協力研究科 准教授)
15:35 - 15:45
 巨大地震津波リスクに対する復興計画の策定に関する日米比較研究
 栗山 尚子 (神戸大学工学研究科 建築学専攻 准教授)
15:45 - 16:00
 一次避難所における被災者の健康管理と非医療従事者の役割
 ~宮城県石巻市の医療関係者に訊く
 小澤 卓也 (神戸大学国際文化研究科 教授)
*
[特別講演]
16:00 - 16:50
 東日本大震災の教訓と津波研究の歩み
 越村 俊一 (東北大学 災害科学国際研究所 教授 (所長補佐))
*
16:50 - 16:55
 閉会挨拶
 滝口 哲也 (神戸大学都市安全研究センター 副センター長)
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■プログラム:概要など、下記のページに掲載予定です。
http://www.rcuss.kobe-u.ac.jp/symposium2021.html
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■お問い合わせ
神戸大学都市安全研究センター(RCUSS)
住所:〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
Tel: 078-803-6437(センター事務室 山崎)


その後の予定

<第264回 神戸大学 RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2021年2月20日(土)14時~17時
会 場:オンライン開催 (zoomウェビナー形式、ライブ動画視聴)
申 込:次の案内メールの際、申し込みのURLをお送りします。
    (もうしばらく、お待ちください。)
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① 防災と福祉との連携による地域における「声がけ」体制の構築
  ー令和元年東日本台風における「新・地域見守り安心ネットワーク」の事例より
 阪本 真由美
  兵庫県立大学減災復興政策研究科教授
 令和元年東日本台風後に長野県須坂市ともに実施した市民の防災意識・避難行動の調査では、千曲川沿いの地域の避難率が高いことが示された。その要因としては、災害時の声がけ体制が構築されていたことがあげられる。須坂市では
平成17年より防災と福祉との連携による「新地域見守り安心ネットワーク」の取り組みが行われている(全町で策定済)。これは、平時は独居高齢・障害のある人等への見回りを行うとともに、災害時には自力で避難することが難しい人への声かけ避難を地域ぐるみで支援する仕組みである。このような、防災と福祉の連携による避難行動要支援者への支援体制を地域でどのように構築するのか須坂市の事例から検討する。
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② 高齢者施設における洪水時の「避難開始の判断」の重要性
 金井 純子 徳島大学大学院社会産業理工学研究部社会基盤デザイン系防災科学分野助教
 過去の水害で入所者を迅速に避難させた3つの高齢者施設の共通点として、市町村が発令する避難情報等に加えて、施設近くの水位情報やダムの放流量など独自の避難行動開始基準を持つことが分かった。これらの事例を踏まえて、高齢者施設における洪水時の「避難開始の判断」の重要性についてお話します。
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司 会:北後 明彦 神戸大学都市安全研究センター教授
主 催:神戸大学都市安全研究センター
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
    神戸大学減災デザインセンター
    神戸大学未来世紀都市学研究ユニット


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※上記以降は下記の日程でオープンゼミナールを開催する予定です
(当面、ライブ動画配信の形で実施予定です。)
●2021年3月13日(土)14時~17時 内容:新型コロナ関連の予定

<オープンゼミナールについての問い合わせ先>
 神戸大学都市安全研究センター(RCUSS)
 〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
 TEL:078-803-6440(担当 熊崎、北後)
 TEL: 078-803-6437(センター事務室 山崎)
 FAX: 078-803-6394
 MAIL:open@rcuss-usm.jp
 HP:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/
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2020年6月11日木曜日

神戸大学RCUSSオープン・ゼミナールのお知らせ 6/13(土)

皆様 from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

 神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールの案内をいたします。第257回の6月13日(土)も、前回に引き続きご自宅等でライブ動画を視聴する形でご参加ください。
 質問・コメントは、ご視聴中にメール(open@rcuss-usm.jp宛)でお送りください。お寄せいただいた質問・コメントにつきまして、司会者から質問者のご所属・お名前、内容を読み上げ、講師がお答えします。多数お寄せいただいてすべて読み上げることができない場合もあることをご了承ください。

<第257回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2020年6月13日(土)14時~17時
視 聴:下記ページから、ライブ動画視聴申込を事前に行ってください。
    http://go.rcuss-usm.jp/open
   (講師、司会がそれぞれ別の場所からテレ・ゼミナールに出演)
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
    神戸大学減災デザインセンター、未来世紀都市学研究ユニット

① 模型復元ワークショップによる復興支援活動と防災・減災活用に向けて
 槻橋 修 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授
 磯村和樹(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構 研究戦略センター 主任研究員
 東日本大震災の復興支援としてはじめた「失われた街」模型復元プロジェクト。9年間にわたる取り組みを振り返り、その広がりと可能性についてお話しします。また復元模型ワークショップを活用した南あわじ市福良地区での事前復興の取り組みを紹介しながら、この方法の防災・減災活用について考えます。

② 津波襲来時における保育施設の避難対応と課題~東日本大震災での経験から考える
 ピニェイロ アベウ 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター 研究員
 保育施設では、目的地に向けた自律的な歩行が困難な乳幼児を預かっている施設であるため、津波襲来など大規模災害時における市街地での広域的な避難対応が困難である。本研究では、気仙沼市及び釜石市の沿岸部地域における保育施設を対象とし、東日本大震災に伴う津波からの避難対応について事例調査を行った。避難計画の効果、歩行が可能な園児の誘導状況、多人数用ベビーカーを用いた乳児等の搬送状況、地域コミュニティによる支援過程や津波火災など二次災害から安全な場所に避難先が確保された経緯などに焦点を当て、今後の防災対策を検討する上で重要な課題について考える。


その後の予定

<第258回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2020年7月11日(土)14時~17時
視 聴:下記ページから、ライブ動画視聴申込を事前に行ってください。
    http://go.rcuss-usm.jp/open
   (講師、司会がそれぞれ別の場所からテレ・ゼミナールに出演)
司 会:株式会社ニュージェック、前神戸大学客員教授 平井俊之(前半)
    神戸大学都市安全研究センター 教授 長尾 毅(後半)
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
    神戸大学減災デザインセンター、未来世紀都市学研究ユニット

① 最近の被害地震について~現地調査結果を中心に~
 長尾 毅 神戸大学都市安全研究センター教授
 最近発生した巨大地震の中から、2016年熊本地震(最大震度7)、2016年鳥取県中部地震(最大震度6弱)、2018年北海道胆振東部地震(最大震度7)について、現地調査結果などを中心に紹介します。最大震度6弱であったマグニチュード6.6の鳥取県中部地震と、最大震度7であったマグニチュード6.5(本震は7.3)の熊本地震、マグニチュード6.7の北海道胆振東部地震の、震度の違いと被害の違い、震度を分けた要因などについて考えます。

② 強震動シミュレーションの現状と動的応答解析を用いた耐震設計 
 平井俊之 株式会社ニュージェック,前神戸大客員教授)
 構造物の耐震設計においては、どのような地震動が構造物に作用しどのように構造物が応答するのかが重要です。現在の強震動シミュレーション手法で、兵庫県南部地震の観測記録をどの程度再現できるかについて示します。また、動的応答解析手法により時々刻々構造物が被災していく状況を追跡することができます。これらの手法は設計の実務で用いられており、港湾構造物を例として、どのように耐震設計が行われているかを紹介します。


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※上記以降は下記の日程でオープンゼミナールを開催する予定です。
(開催方式は検討中です。)
●2020年 8月29日(土)14時~17時 
●2020年 9月19日(土)14時~17時 (日程変更しました。)

<オープンゼミナールについての問い合わせ先>
 神戸大学都市安全研究センター(RCUSS)
 〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
 TEL:078-803-6440(担当 熊崎、北後)
 TEL: 078-803-6437(センター事務室 山崎)
 FAX: 078-803-6394
 MAIL:open@rcuss-usm.jp
 HP:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

2020年3月11日水曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(ライブ動画視聴)のお知らせ 3月14日(土)

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールの案内をいたします。
第225回の3月14日は、会場が変更となり、基本的にご自宅等でライブ動画を視聴する形でご参加ください。
質問・コメントは、視聴中にメール(open@rcuss-usm.jp宛)でお送りください。

<第255回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2020年3月14日(土)14時~16時50分(その後、COC+事業の報告)
視 聴:下記ページから、ライブ動画視聴申込を事前に行ってください。
    http://go.rcuss-usm.jp/open
   (動画は、ライブで神戸大学百年記念館(六甲ホール)で撮影します。)
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県

① 阪神淡路大震災を踏まえて
      ~耐震工学の変遷と将来への教訓~
 長尾 毅 神戸大学都市安全研究センター教授
 阪神淡路大震災から25年が経過した。あらためて、1995年兵庫県南部地震とはどのような地震だったのかを振り返るとともに、兵庫県南部地震を踏まえて耐震工学分野の考え方はどのように変化したのかを紹介します。あわせて、地震防災の観点から、兵庫県南部地震以降の巨大地震の経験も踏まえて、将来への教訓について考えます。

② 『伝える』は『備える』
      ~次の世代、次の災害に生かす~
 長沼隆之 神戸新聞社編集局報道部長
 阪神・淡路大震災から25年が経過したが、地元の新聞社として災害・防災報道は続けていく。その究極の目的は「1人でも多くの命を救う」ことだ。地震や津波で死んではいけない。災害で助かった命をその後の避難生活などで失ってはならない。「伝える」ことが「備える」につながればとの思いを胸に取り組んできたが、震災を知らない世代は年々増えていく。次なる巨大災害の発生も懸念される中、「伝える」から「伝わる」報道とは。「受け手との新たなコミュニケーション」をどう作り上げていくか。ともに考えたい。

<COC+事業の報告>
日 時:2020年3月14日(土)16時50分~17時
視 聴:上記、オープンゼミナールに続いて報告します。
内 容:地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)としてかかわったこれまでの安心安全な地域社会領域の取組み等を紹介します。
 北後明彦  神戸大学都市安全研究センター教授
 山地久美子 神戸大学地域連携推進室学術研究員

<参考ページ>地域づくりの基礎知識4
「災害から一人ひとりを守る」北後明彦・大石哲・小川まり子編、神戸大学出版会
   http://www.org.kobe-u.ac.jp/kupress/images/05saigaikara.pdf
 http://kobe-yomitai.jp/book/758/
<コラム>p.22~p.23
 長尾 毅:場所ごとの地盤条件に応じた住宅の耐震化のあり方
<コラム>p.106~p.108
 長沼隆之:「伝える」ことの大切さ~報道の立場から

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※上記以降は下記の日程でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2020年 4月18日(土)14時~17時 
●2020年 5月16日(土)14時~17時 
●2020年 6月20日(土)14時~17時(場合によっては、6月13日に変更)
●2020年 7月18日(土)14時~17時(場合によっては、7月11日に変更)
●2020年 8月29日(土)14時~17時 
●2020年 9月26日(土)14時~17時 



<オープンゼミナールについての問い合わせ先>
 神戸大学都市安全研究センター(RCUSS)
 〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
 TEL:078-803-6440(担当 熊崎、北後)
 TEL: 078-803-6437(センター事務室 山崎)
 FAX: 078-803-6394
 MAIL:open@rcuss-usm.jp
 HP:http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

2018年7月12日木曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール【会場変更】7月14日<神戸大学工学部で行います。>

皆様 from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールの案内をいたします。ご参加よろしくお願い申し上げます。
【重要】:前回のお知らせから、会場が変更となっています。
     (いつもの危機管理センターではありません。)
 豪雨災害対応の関係で調整の結果、このような変更としました。
 また、内容等も一部変更しました。ご了解のほど、よろしくお願い申し上げます。

<第235回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
場 所:神戸大学工学部 C3-302教室 ← 変更後の会場です。
※工学部エントランスホールまでお越しください。
     開場14時~ 先着順受付(無料)
司 会:神戸大学地域連携推進室 学術研究員 山地久美子
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
① 要配慮者利用施設における避難確保計画作成上の留意事項
 宇田川 真之 東京大学大学院情報学環 総合防災情報研究センター 特任助教
 内閣府(防災担当)のモデル事業として全国の要配慮者施設の参考となるように施設管理者や関係行政機関等が連携して編集された「要配慮者利用施設における避難確保計画作成事例集(水害・土砂災害)」の中から、土砂災害および洪水の事例を中心に紹介し、作成過程において検討課題となった事項などを報告します。

② 平成30年7月豪雨からの避難  ―なにが足りなかったか―
 北後 明彦 神戸大学都市安全研究センター 教授
 この間に報道された情報をもとに避難状況を振り返り、多くの犠牲者を出してしまったことについて、様々な側面において不足していたことを参加者の皆様と話し合いたいと思います。



関連するイベントのお知らせ

日 時:2018年7月28日(土)8時30分(集合)~17時頃(解散)
場 所:JR明石駅改札(集合・解散)
行き先:野島断層保存館(北淡震災記念公園内)
問合せ・申込み:
・費用:交通費・入館料各自ご負担でお願いします。
・7 月 26 日(木)迄
・氏名・所属・当日連絡先をお知らせください
・申込先 神戸大学都市安全研究センター 北後研究室 熊崎
     TEL:078-803-6440 FAX:078-803-6394
     (または)
     山地(神戸大学地域連携推進室)
     E メール: bousai@people.kobe-u.ac.jp



その後のオープンゼミナールの予定

<第236回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2018年8月18日(土)14時~17時
場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員60名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① 組織の安全配慮義務と事業継続計画(BCP)
 ~大川小学校津波訴訟判決の教訓と防災を自分ごとにする人づくり~
 岡本 正 銀座パートナーズ法律事務所 弁護士・博士(法学)・慶應義塾大学講師
 東日本大震災で多数の犠牲者を出した石巻市立大川小学校に関する津波訴訟の控訴審判決が今年4月にありました。大川小のほか十数件におよぶ津波訴訟の裁判経過や判決を分析した研究成果をもとに、企業や行政機関が災害時に果たすべき「安全配慮義務」や会社役員の「善管注意義務」とは何かについて、危機管理と防災・減災の視点から教訓を抽出します。具体的に組織の事業継続計画(BCP)や危機管理マニュアルに教訓をどう反映すべきか、組織で採用すべき人材育成や教育研修のプログラムとは何か、について、講師が創設した『災害復興法学』の観点を踏まえつつ解説します。

② これからの消防法学の展望
 山崎 栄一 関西大学社会安全学部教授
 発表者は、2018年6月より月刊消防(東京法令出版)にて「消防法学入門」を連載している。この連載をきっかけに、消防法の世界における二つの大きな特徴と問いが見えてきた。それは、消防法制をコンスタントに研究している行政法学者が皆無であり、消防実務家によって消防法学が発達を遂げているという点である。そのこともあって、消防法の解釈論が数十年前の行政法のテキストに基づいて展開されている。語弊を恐れずにいえば「消防法学のガラパゴス化」ともいえる現象が起こっている。このような状況をどのように評価すべきなのであろうか。新たな消防法学の可能性はないのであろうか。他方、消防業務の多くの部分は、消防法令を常に意識しながら活動をすることが求められており、実務的な視点に基づいた消防法テキスト・実務テキストが多く普及している。そして、これらのテキストに基づいて、消防に関する法務が実施されているのである。同じく語弊を恐れずにいえば「消防法学における実務と学問の遊離」ともいえる現象が起こっている。消防法学における実務と学問の融合はあり得るのであろうか。このような中で、消防職員に対して、どのような法教育を展開すればいいのであろうか。そもそも論として、学問的な視点から法学や行政法学を教える意味が一体どこにあるのであろうか。今回の発表において、今後の消防法学のあり方について、あくまでも試論(かつ私論)ではあるが、発表者の見解を述べる予定である。



<第237回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
日 時:2018年9月15日(土)14時~17時
場 所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員60名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740  
司 会:神戸大学都市安全研究センター 教授 北後 明彦
共 催:神戸市危機管理室、神戸市消防局
後 援:兵庫県
内 容:
① 津波災害からの復興における安全性の検討過程の課題を考える
 荒木 裕子 名古屋大学減災連携研究センター特任准教授
 時に災害からの復興では、生活や地域の再建と安全性の確保のための考え方や方法が対立する構図が見られます。東日本大震災後の復興の方針として政府からは「減災」の考え方が示されましたが、東日本大震災後の被災地では、防潮堤の建設による津波防御と災害危険区域の指定による居住制限が主要な津波対策として行われています。
 どのような方針が国から、また主な防潮堤の設置者である岩手県、宮城県から示されたのか見てみると、岩手県と宮城県では違いがありました。これら国と県の方針に加えて、災害危険区域の指定者である市町村の検討過程と、実際の災害危険区域の指定事例も用いながら、「安全性と地域再建の検討は統合して行われたのか」、「復興事業のあり方が災害危険区域指定に影響を与えたのか」、「災害危険区域の指定手法は地域性を反映できるものだったか」の3点から、災害復興期の地域再建と安全性の検討過程の課題を考えます。

② 国家による安全確保義務の後退と地域防災の課題
 金子 由芳 神戸大学大学院国際協力研究科教授
       神戸大学都市安全研究センター教授
 国家は国民の安全確保についてどこまでの責任を有するのかが問われてきた。1961年制定の日本の災害対策基本法は、目的規定(1条)において「国土並びに国民の生命、身体及び財産」の保護を掲げ、国はこのために「組織及び機能の全てを挙げて」「万全の措置を講ずる」責務を有するとする(3条)。都道府県(4条)や市町村(5条)もまた同様の責務を負う。安全確保義務と称される行政責任である。
 しかし2011年東日本大震災の教訓を受けて実施された2013年の災害対策基本法改正では、新たに「基本理念」(2条の2)なる規定が設けられ、国・都道府県・市町村等の責務(3条以下)についても、逐一この基本理念規定に言及する修正が加えられた。このことにより、国家の安全確保義務の射程が狭いものであることが明示されたと考えられる。またこれを補う自助や共助の活性化が問われることになる。本講演においては、前半で国家による安全確保義務がどのように限定されたかを確認し後半でこうした国家の後退を補う地域主体の安全対策の選択へ向けた制度条件を探る。

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※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2018年10月20日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
●2018年11月17日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
●2018年12月15日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
●2019年  1月12日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)
●2019年  2月  9日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター) 
●2019年  3月16日(土)14時~17時 神戸市役所4号館(危機管理センター)

<オープンゼミナールについての問い合わせ先>
 神戸大学都市安全研究センター
 TEL:078-803-6440(担当 熊崎、北後)
 TEL: 078-803-6437(センター事務室 山崎)
 FAX: 078-803-6394

2017年10月22日日曜日

10月22日開催予定の都市安全研究センターオープンセンター開催中止のご連絡

「台風21号接近のため、大石センター長と相談の結果、本日(2017年10月22日)開催予定でありましたオープンセンターを中止とすることに決定いたしました。」(オープンセンター担当者からの連絡です。)(詳細

2016年7月15日金曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール等のお知らせ(7月16日(土))

皆様 from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろしくお願い申し上げます。

<第211回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2016年7月16日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
  開場13時30分~ 先着順受付(無料、定員60名)
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
      http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/p/access.html
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県
■プログラム
① 極端水害に備えるために-洪水シミュレーションの活用事例-
 小林健一郎 神戸大学都市安全研究センター准教授

 本研究ではさまざまな洪水シミュレーションについて紹介する。京コンピュー
タを使った計算事例から、淀川流域や都賀川流域での最悪台風によ る洪水予
測、南海トラフを想定した沿岸域のシミュレーションや、その際の避難行動につ
いて検討した事例などを示す。これらの計算手法は、地域 における洪水対策の
検討に役立てることを目的に開発している。

② 避難計画問題のための数理的技術
 瀧澤重志 大阪市立大学工学研究科准教授

 防災分野でのICTの高度な利活用を図るため,特に避難計画問題に対する数理
的な基盤技術の開発や計算を行っている.それらの中から,梅田 地下街の垂直
避難シミュレーション,最速フローモデルによる津波浸水域からの最速避難,避
難場所の地域割りあてパタンの全列挙手法等について 紹介する.
<参考>
https://joras.csis.u-tokyo.ac.jp/annual_report/downloadFile/id/47


関連する催しのご案内

7月23日シリーズセミナー
第3回「伝統木造建築技術を基盤とする防災文化の再構築」
講師 渡辺一正 (NPO市民文化財ネットワーク鳥取 理事長)
●日時:2016年7月23日(土) 午後 1 時~5 時頃(開場 午後 0 時 30 分)
●会場:西陣 蘖 ヒコバエ ノ家(京都市上京区上立売通浄福寺西入姥ケ東西町
632 番地)
●参 加 費:1000 円(資料付、会員 800 円、学生無料)
   申込方法など添付のPDFファイルをご覧ください。


2016年7月9日土曜日

平成28年(2016年)熊本地震<益城町地表面被害状況地図>を公開しました。

熊本地震により被災された皆さまには、心よりお見舞いを申し上げます。 益城町において平成28年6月3日及び4日に実施された現地調査に基づき、地震により生じたと推定される地表被害状況地図を下記ページにて公開しました。

■平成28年(2016年)熊本地震調査