2016年2月25日木曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナールのお知らせ(2月27日(土)、及び、3月以降)

皆様 from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろしくお願い申し上げます。

<第206回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2016年2月27日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
  神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■共催:神戸市消防局 ■後援:兵庫県
■プログラム

①  ライフラインとしてのランドスケープ-グリーンインフラの展開
 福岡孝則 神戸大学大学院工学研究科建築学専攻准教授
 気候変動の影響によって引き起こされる大規模な自然災害に対して、建築・ラ ン ドスケープ・都市デザイン分野からどのような取り組みが可能なのか?米国 ニューヨーク・ハリケーン・サンディ後の復興デザインやデンマーク・コペン ハーゲ ンの大規模水害後の都市戦略など海外の動向も含めながらグリーンイン フラの展開とその可能性についてお話しします。

② 防災・減災に寄与する生態系インフラストラクチャーのすすめ
  鷲谷いづみ 中央大学 理工学部人間総合理工学科保全生態学研究室教授
 欧米ではグリーンインフラストラクチャーとして普及しつつある「生態系イン フラストラクチャー」の意義と、日本ではさとやまの伝統的な土地利用 に学ぶ ことでそれを実現できることなどを解説する。



関連する催しのご案内
チラシ(PDF形式)

報告書(PDF形式)


震災復興学シンポジウム-災害対応力を備えた社会のあり方検証-
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/event/2016_03_08_01.html

日時:2016年3月8日(火)14時~17時
場所:神戸市勤労会館403・404講習室(JR三ノ宮駅南東側徒歩5分)
         (定員120人・先着順受付)

 阪神・淡路大震災から20余年、神戸の経験を東日本大震災の教訓と重ね合わ せ、差異を読み解こうとする様々な試みが開始しています。神戸大学に おいて も、有志の学際的連携組織である「震災復興支援プラットフォーム」を拠点に、 震災復興という一つの現象に多方面から接近し、習合する試みを続けて来まし た。このほど成果として、学生・一般向けの図書『震災復興学-阪神・淡路20年 の歩みと東日本の教訓』を世に問いました。
 この出版を受けて、本シンポジウムの第一部では、同書の執筆者がつどい、学 際的見地から復興支援・学術調査の知見を報告します。第二部では、同 書の問 いかけに呼応するかたちで、被災地域の内側にあってつねに被災者の目線から震 災復興の諸側面を追う神戸・東北の地元新聞記者を招聘し、2つ の震災が残し た復興の課題、災害対応力を備えた社会構築のあり方を探る機会とします。市民 の皆さまのご参加を歓迎します。

主催:神戸大学震災復興支援プラットフォーム
   神戸大学都市安全研究センター
   神戸大学社会科学系教育研究府
     防災リスクマネジメント・ユニット
共催:神戸大学地域連携推進室(COC+事業)
   神戸大学男女共同参画推進室
後援:神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室

プログラム
開会あいさつ 神戸大学都市安全研究センター長 北後明彦

第1部 学際的研究からの復興支援・学術調査
  阪神・淡路大震災とその後の災害医療
   神戸大学医学部付属病院
   都市安全研究センター教授 西山隆
  大災害から地域歴史文化を守り伝えるために
   神戸大学大学院人文学研究科教授
   地域連携推進室長 奥村弘
  災害復興基本法への提言―2つの大震災の教訓から
   神戸大学大学院国際協力研究科教授
   防災リスクマネジメント・ユニット長 金子由芳

第2部 地方新聞の報道から見た災害対応力を備えた社会のあり方
  犠牲者の遺言・二度と津波で人が死なないように
   岩手日報社北上支局長 礒崎真澄
 「犠牲繰り返さぬ誓い」をともに
   河北新報社論説委員会副委員長 武田真一
  伝え続ける 被災地から
   神戸新聞社報道部次長 長沼隆之

討  論
   司会 神戸大学大学院人文学研究科教授 奥村弘
閉会あいさつ
   立命館大学政策科学部教授 塩崎賢明
--------------------------------------------------------------
『震災復興学-阪神・淡路20年の歩みと東日本の教訓』
 http://www.minervashobo.co.jp/book/b209188.html


3月以降のオープンゼミナールのご案内

<第207回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2016年3月26日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
  神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学名誉教授 室崎益輝
■共催:神戸市消防局 ■後援:兵庫県
■プログラム

①お産と子育てにつよい復興まちづくり ~とどけ!妊婦・子育てママの想い~
 荒木裕美 NPO法人ベビースマイル石巻代表理事
震災時、妊婦・子育て家庭は地域ネットワークからの孤立を体感。「命の大切 さ」を伝え、安心して子どもを産み増やし、守り育てるネットワークづくりを当 事 者目線でリードする実践例の提示。

② 災害時における妊産婦支援ネットワーク構築の取組み
 田間泰子 大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類教授
復興および防災・減災における妊産婦の位置づけについて、その原理的な困難性 を指摘したうえで、支援ネットワーク構築の具体的取組みについて、事例を紹介 する。

③ 防災体制にみる妊産婦支援の再検討
 山地久美子 大阪府立大学客員研究員
阪神・淡路大震災、東日本大震災の経験を経て、災害対策基本法、防災基本計 画、避難行動要支援者、男女共同参画基本計画等防災制度面において妊産婦支援 は どのように変わり、また課題かあるか検討します。


<第208回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2016年4月16日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
  神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■共催:神戸市消防局 ■後援:兵庫県
■プログラム

① 社会調査によって復興を「見える化」する
     ~兵庫県生活復興調査を端緒とする復興過程の解明
     木村玲欧 兵庫県立大学環境人間学部/大学院環境人間学研究科准教授
阪神・淡路大震災は、巨大災害発生から時間経過に伴って変化する復興過程が初 めて科学的に調査された災害だと言えます。無作為抽出調査を継続的に行うこと で明らかになった復興過程と、新潟県中越地震・中越沖地震などで検証した復興 過程の一般化の試みについて紹介します。

② 住まいと生活再建--人生の立て直しに向けて
      平山洋介 神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授
住まいの再生は、生活再建の一環であるだけではなく、その基盤としての位置を 占めています。私たちの研究グループは、釜石市の被災者を対象とし、その住宅 事情に関するアンケート調査を5回にわたって実施してきました。その結果をも とに、住宅復興の論点を示します。


<第209回神戸大学RCUSSオープンゼミナール>
■日時:2016年5月14日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
      神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740
      http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/p/access.html
■司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦
■共催:神戸市消防局  ■後援:兵庫県
■プログラム

① 海溝型巨大地震の予測の考え方と取り組みの現状(仮題)
   堀 高峰  海洋研究開発機構 地震津波海域観測研究開発センター
         地震津波予測研究グループ グループリーダー

② 直下型地震について/内陸地震はなぜ起こるのか?(仮題)
    飯尾 能久 京都大学防災研究所 教授


オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact


今後の予定のご案内

※上記以降は下記の日程・場所でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2016年6月18日(土)14時~17時 神戸市危機管理センター
●2016年7月16日(土)14時~17時 神戸市危機管理センター
●2016年8月20日(土)14時~17時 神戸市危機管理センター

2016年2月23日火曜日

3月8日(火) 震災復興学シンポジウムのお知らせ

皆様 from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

震災復興学シンポジウムのご案内をいたします。
ご参加よろしくお願い申し上げます。


              震災復興学シンポジウム
- 災害対応力を備えた社会のあり方検証 -
チラシ(PDF形式)

報告書(PDF形式)


日時:2016年3月8日(火)14時~17時
場所:神戸市勤労会館403・404講習室(JR三ノ宮駅南東側徒歩5分)
主催:神戸大学震災復興支援プラットフォーム 神戸大学都市安全研究センター
         神戸大学社会科学系教育研究府防災リスクマネジメント・ユニット
共催:神戸大学地域連携推進室(COC+事業) 神戸大学男女共同参画推進室
後援:神戸大学震災復興支援・災害科学研究推進室

開催趣旨
阪神・淡路大震災から20余年、神戸の経験を東日本大震災の教訓と重ね合わせ、差異を読み解こうとする様々な試みが開始しています。神戸大学においても、有志の学際的連携組織である「震災復興支援プラットフォーム」を拠点に、 震災復興という一つの現象に多方面から接近し、習合する試みを続けて来ました。このほど成果として、学生・一般向けの図書『震災復興学-阪神・淡路20年の歩みと東日本の教訓』を世に問いました。
 この出版を受けて、本シンポジウムの第一部では、同書の執筆者がつどい、学際的見地から復興支援・学術調査の知見を報告します。第二部では、同書の問いかけに呼応するかたちで、被災地域の内側にあってつねに被災者の目線から震災復興の諸側面を追う神戸・東北の地元新聞記者を招聘し、2つの震災が残した復興の課題、災害対応力を備えた社会構築のあり方を探る機会とします。市民の皆さまのご参加を歓迎します。

プログラム
開会あいさつ 神戸大学都市安全研究センター長 北後明彦
第1部 学際的研究からの復興支援・学術調査
  阪神・淡路大震災とその後の災害医療
神戸大学医学部付属病院・都市安全研究センター教授 西山隆
  大災害から地域歴史文化を守り伝えるために 
神戸大学大学院人文学研究科教授・地域連携推進室長 奥村弘
  災害復興基本法への提言―2つの大震災の教訓から 
神戸大学大学院国際協力研究科教授・防災リスクマネジメント・ユニット長 金子由芳
第2部 地方新聞の報道から見た災害対応力を備えた社会のあり方
  犠牲者の遺言・二度と津波で人が死なないように
   岩手日報社北上支局長 礒崎真澄
 「犠牲繰り返さぬ誓い」をともに
   河北新報社論説委員会副委員長 武田真一
  伝え続ける 被災地から
   神戸新聞社報道部次長 長沼隆之
討  論 司会 神戸大学大学院人文学研究科教授・地域連携推進室長 奥村弘
閉会あいさつ  立命館大学政策科学部教授 塩崎賢明