2013年11月27日水曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール (※12月14日 開始時刻 変更!)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろ しくお願い申し上げます。

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 RCUSSオープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く
公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じ て、安全な社会と
していくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生の
ほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業
の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。
参加費は無料です。興味のある方はぜひご参加下さい。


<第178回オープンゼミナール>
■日時:2013年12月14日(土)13:00~16:00 ← 変更後
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

(司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

① 兵庫県佐用町の災害復興計画「きらめきプラン」について
    室崎益輝 兵庫県立大学特任教授・神戸大学名誉教授

 1938年の阪神大水害や1961年の伊勢湾台風などの大規模な風水害はともかくと
して、被害の比較的小規模な水害では、原型復旧的な防災 工事主体の復興がは
かられることが一般的で、未来社会を見据えた総合的な復興がはかられること
は、珍しい。その中にあって、2009年の台風 9号後の佐用町では、災害の規模の
如何にかかわらず、それが投げかけた課題に応えるという視点から「総合性を
持った復興計画」をまとめあげ、 その具体化に取り組んでいる。この佐用町の
実践は、今日の集中豪雨が多発する時代にあって、水害後の復興のあり方を考え
るうえで、参考にすべ き点が少なくない。そこで、佐用町の災害復興計画の経
緯と内容と実践を紹介しつつ、そこから学ぶべき点を提示することにしたい。

② 東日本大震災3年目 三陸沿岸の地域での内発的まちづくり
    ー防災に強い基盤づくりと生活再建の狭間でー
   宮定 章 まち・コミュニケーション代表理事
(地域復興支援ワンストップサービス石巻センターコーディネーター)

 現在三陸沿岸では、高台移転(防災集団移転促進事業)による防災に強い基盤
づくりと、被災者の生活再建が同時並行に行われている。東日本大 震災から3年
目を迎えようとする現状を報告する。石巻市雄勝町では、浸水域はほぼ全て災害
危険区域に指定され、仮に高台移転事業が順調に進ん だとして震災前の人口の
36%である。復興事業が進む中、震災前から人口減少に苦しんできた三陸沿岸の
被災者は、これからどのような暮らし方 で、地区を作っていくか懸念をかかえ
ている。
 東日本大震災の今の事例を通じて、18年目の阪神・淡路大震災の“復興”につい
ても共に考えられる場としたい。



今後の予定


<第179回オープンゼミナール>
■日時:2014年1月25日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

 なぜ日本列島はこれほどまでに変動するのか?
   巽好幸 神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授

日本列島に地震と火山が集中する理由を述べて、さらに超巨大噴火への覚悟が必
要なことをお話ししたいと思います。


<第180回オープンゼミナール>
■日時:2014年2月22日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

① 災害復興の法制度と現実(仮題)
    金子由芳 神戸大学大学院国際協力研究科教授

② 徳島における事前復興まちづくり計画の取り組みについて
    上月康則 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授
    井若和久 徳島大学大学院先端技術科学教育部博士後期課程


<第181回オープンゼミナール>
■日時:2014年3月29日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

① 自然災害と被災者支援
    山崎栄一 大分大学教育福祉科学部准教授

② 未定

※上記以降は下記の日程でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2014年 4月19日(土)14時~17時
●2014年 5月17日(土)14時~17時
●2014年 6月21日(土)14時~17時
●2014年 7月19日(土)14時~17時
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact

2013年11月15日金曜日

神戸大学RCUSSオープンゼミナール(11月16日及び12月以降のご案内)

皆様  from 神戸大学 都市安全研究センター 北後明彦

神戸大学都市安全研究センターオープンゼミナールのご案内をいたします。
ご参加よろ しくお願い申し上げます。

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 RCUSSオープンゼミナールは、広く社会に都市安全研究センターの活動を広く公開するとともに、関連する各分野の皆様からの報告を通じ て、安全な社会としていくための研究や実践のあり方を議論しています。大学の教職員・学生のほか、安全・安心に関心を持つ市民の方々や、コンサルタントなどの民間企業の方々、自治体の消防・建築・地域関係の職員の皆様などが参加されています。参加費は無料です。興味のある方はぜひご参加下さい。


<第177回オープンゼミナール>
■日時:2013年11月16日(土)14:00~17:00
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

① 119番等災害通報時における指令(救急)管制員の業務の分析と
   その心理学的アプローチ
     山本信一 消防防災ソリューションズ

 119番通報される市民は、一般に火災等の災害発生という緊迫した状況下では、パニック的混乱に陥りがちであり、その中で消防の指令管制員 は、災害発 生場所、災害内容等を正確に受信して、瞬時に、災害内容に応じた消防隊の編成 を決定して、火災等災害を、最小に鎮圧できる最適の消 防隊を出場させてい る。指令管制員は、119番等災害通報の受信時に、発生場所、災害内容等を正 確に把握し、より多くの情報を通報者から聴取 しなかればならず、その上1秒も 無駄にできない迅速性が要求される。そこで、まず最初に、火災等の災害発生時における指令管制員の業務の分析を 行い、指令管制員がどう災害に対応していっているのかを述べ、次に、指令管 制員と通報者の心理的な関わりについて考察を加える。まとめとして、「119番 等災害通報時における指令(救急)管制員の業務の分 析とその心理学的アプロー チ」を試みることにより、災害からの被害を軽減するのは、ハード的要素だけで はなく、運用していく人間そのものの対 応能力の向上やソフトの学問である心 理学、社会学の援用が重要であることを示す予定である。

② ファーストレスポンダー体制の制度設計とその効果
 久保田勝明 消防庁消防研究センター・神戸大学大学院工学研究科客員准教授

 救急業務における新たな取り組みとして、一般住民による救急活動を紹介する。一般住民による救急活動というと、バイスタンダー (bystander、救急現場に居合わせることになる同伴者、発見者等)への応急手当講習の推進等を思い浮かべるところであるが、今回紹介 するのは、119番通報を受けた消防本部からの情報提供により、近隣住民が傷病者のもとへ出場すると言う新たな体制である。この体制を、昨年 の11月より石川県でスタートした。このスタートまでの道のりと、制度設計等について紹介する。



今後の予定  (以下、前回メールから1月、2月分が追加されています。)

<第178回オープンゼミナール>
■日時:2013年12月14日(土)13:00~16:00
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

① 兵庫県佐用町の災害復興計画「きらめきプラン」について
    室崎益輝 兵庫県立大学特任教授・神戸大学名誉教授

1938年の阪神大水害や1961年の伊勢湾台風などの大規模な風水害はともかくとして、被害の比較的小規模な水害では、原型復旧的な防災 工事主体の復興がはかられることが一般的で、未来社会を見据えた総合的な復興がはかられることは、珍しい。その中にあって、2009年の台風 9号後の佐用町では、災害の規模の如何にかかわらず、それが投げかけた課題に応えるという視点から「総合性を持った復興計画」をまとめあげ、 その具体化に取り組んでいる。この佐用町の実践は、今日の集中豪雨が多発する時代にあって、水害後の復興のあり方を考えるうえで、参考にすべ き点が少なくない。そこで、佐用町の災害復興計画の経緯と内容と実践を紹介しつつ、そこから学ぶべき点を提示することにしたい。

② 東日本大震災3年目 三陸沿岸の地域での内発的まちづくり
    ー防災に強い基盤づくりと生活再建の狭間でー
   宮定 章 地域復興支援 ワンストップサービス石巻センター
          (まち・コミュニケーション代表理事)

 現在三陸沿岸では、高台移転(防災集団移転促進事業)による防災に強い基盤 づくりと、被災者の生活再建が同時並行に行われている。東日本大 震災から3年 目を迎えようとする現状を報告する。石巻市雄勝町では、浸水域はほぼ全て災害 危険区域に指定され、仮に高台移転事業が順調に進ん だとして震災前の人口の 36%である。復興事業が進む中、震災前から人口減少に苦しんできた三陸沿岸の 被災者は、これからどのような暮らし方 で、地区を作っていくか懸念をかかえ ている。
 東日本大震災の今の事例を通じて、18年目の阪神・淡路大震災の“復興”につい ても共に考えられる場としたい。


<第179回オープンゼミナール>
■日時:2014年1月25日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

 なぜ日本列島はこれほどまでに変動するのか?
   巽好幸 神戸大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻教授

日本列島に地震と火山が集中する理由を述べて、さらに超巨大噴火への覚悟が必
要なことをお話ししたいと思います。


<第180回オープンゼミナール>
■日時:2014年2月22日(土)14時~17時
■場所:神戸市役所4号館(危機管理センター)1階会議室
     神戸市中央区江戸町97-1 Tel.078-322-5740

<プログラム> (司会:神戸大学都市安全研究センター教授 北後明彦)

① 災害復興の法制度と現実(仮題)
    金子由芳 神戸大学大学院国際協力研究科教授

② 徳島における事前復興まちづくり計画の取り組みについて
    上月康則 徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授
    井若和久 徳島大学大学院先端技術科学教育部博士後期課程



※上記以降は下記の日程でオープンゼミナールを開催する予定です。
●2014年 3月29日(土)14時~17時(変更予定の可能性あり、未確定)
●2014年 4月19日(土)14時~17時
●2014年 5月17日(土)14時~17時
●2014年 6月21日(土)14時~17時
●2014年 7月19日(土)14時~17時
http://open.kobe-u.rcuss-usm.jp/

オープンゼミナールについての問い合わせ先
神戸大学都市安全研究センター
〒657-8501神戸市灘区六甲台町1-1
TEL: 078-803-6437(事務室 山崎)
FAX: 078-803-6394
TEL:078-803-6440(熊崎、北後)
http://www.kobe-u.rcuss-usm.jp/contact